2018年2月2日金曜日

夕焼けとんび

三橋美智也 [ 吉田矢健治/矢野亮 ]

1958年の曲だそうだ。演歌を好まない私だが、生まれる前の時代の演歌や民謡は古き日本の良さを表わしている気がするので例外だ。(最も演歌全般そんな感じだが)この曲を知ったのは中学時代に好きだったヤツがいてその影響だが、まさに古き日本の良さが分かるような曲。そもそも夕焼けやとんびを題材にした素朴な風景を歌っているなんて、アメリカで言えばカントリーやブルーズだ。
大空を舞うとんびに家族(兄)を想う心を託すような内容。果てなき想いと優しさがミックスしているような歌詞に、思わずホロッとする。最後は帰ると約束した兄が祭りの時期にも帰って来ずに「バカっちょ」と呼ぶあたりもかわいらしい。

曲も少し触れておくと、コード進行は、「A」「D」「A」「E7」「D」「A」と来て、「そこから東京が~」の部分が、「A」「E7」「A」「A」「E/D」「D」「A/D」「A」「A」「E7/A」という感じ。

基本的にはまんま3コードの曲になるが、サビ(?)の部分などは、ブルーズなんかと比べるとちょっと独特な進み方をする。これが演歌ということか。(演歌の知識は皆無なのでよく分からない)

「D」の持つ意味合いが独特だなと感じるが、そのあたりを解説してくれる人がいたら勉強になるのだが・・・。

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