2018年2月8日木曜日

これぞマドロスの恋

奥田良三 [ Werner Richard Heymann / 葉巻逸雄 ]

NHK 大河ドラマ『山河燃ゆ』つながりで思い出した曲。ドラマの中で使用されていて、なかなか良い感じを出している。酒場(喫茶店だが)で仲間同士肩を組み、自分たちのテーマソングだと言って歌うシーンがある。 元々はドイツの映画『狂乱のマンテ・カルロ』の主題歌で、1931年に流行ったらしい。「マドロス」とは船乗りのこと。当然歌詞もドイツ語だが、日本詞のものしか知らない。日本語版も1934年にヒットしている。

これぞマドロスの恋
錨はくわせぬ俺の胸
めぐる港々に
花は咲く薔薇は咲く

甘い夢の一夜
明けりゃ『おさらば』よ
これぞマドロスの恋
俺の誠は流れる風と波

日本版は勇ましい行進曲調。長いイントロ(歌なしのメロディつき伴奏?のみで1回フルで通すところが凄い)の後、歌になる。当時の歌唱スタイルそのまま、歌い上げ型だが、案外自信満々でロマンチストな水兵さんのイメージにあっているし、そもそも男なんてそんなものという感じなのだろう。

シンプルな3コードの曲で、「G」「G」「C」「G」「G」「G」「C/D」「G」で、サビのところからは、「C」「G]「C」「G」「G」「C」「C/D」「G」という感じ。「C」から「D」へ行くところが少しらしさを感じさせる。サビの「C」のところから、一気にコードトーンを上るところが良い。

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