Dream Theater [ J.Labrie/K.Moore/J.Petrucci/J.Myung/M.Portnoy ]
プログレシヴ・メタル・バンド・Dream Theater の必殺のバラード。発表当時は「らしくない」と思ったものだが、慣れた現在でもとっても「らしい曲だな」と思う。
一聴して「シンプルな曲だな」と感じるが、実はとんでもない。そっくりコピーするのはほとんど不可能に近いくらい全パートとも複雑で難しい。それなのに、それを感じさせないということは「名曲」ということだろう。
まずイントロはピアノとその後のギターのメロディが印象的だが、「G#m9/onF#」「onE/onC#・F#11」の繰り返し。これは難しそうに見えるが、「シラ#ファ#」のメロディと降りていくベースと考えれば難しくない。9thにする必要もないかもしれない。ギターの部分は「G#m/D#monF#」「EM7/C#m7・F#」「G#m/D#monF#」「C#m/Eadd9」。
歌の部分は「G#m/EonG#」「G#m/F#sus4・F#」「E/B」「A/F#sus4・F#」で2回目は最後が「A/EonG#」となる。次のパートは「C#m9/B11onD#」「E/B11」「C#m9/B11onD#」「E/F#11」。
長くなるので、少し飛ばしてサビ前のストリングスの部分(繰り返しのボーカルも)が「B」「BonA」「BonG#」「F#11/E」となって、イキナリ転調し、「G」「C」「DonF#」「Em/Em9onD」「C」「Bsus4/B」「E」「F#」となる。比較的に解りやすくしてメリハリをつけている。
アウトロでイントロと同じ進行でサックス・ソロになっている。緊迫感のある曲調だからか、毛色の違う音になぜかホッとさせられる。
難しいのはコード進行や曲の展開だけではなく、ギターもメロディあり、ひねってある結構大変なアルペジオあり、かなりの早弾きのソロありで難易度は高い。
ベースも緩急織りまぜて大変だが、何といってもドラムだ。さすがは Mark Portnoy だが、例えば2拍目から3拍目にかけてのシンコペーションとか、8分のシンバルに対し、足で3連符を打つようなパターン。手数も多いし、ノリを出しながらこのレベルはまず無理と言っていいくらいに難しい。
「なぜか今日はこの曲が頭の中をグルグル駆け巡る…」「無性にあの曲が聴きたくてたまらない~」という時もありますよね。
そんな「今日の一曲」をどこが気に入ったのか等を含めて紹介するコーナーです。
※コードなどは耳で聴いてとったものなので、間違っていたらゴメンナサイ。
オリジナル曲は音を聴けるようにしていたものの、現在は聴けなくなってしまっています。復旧までしばらくお待ちください。
バンド単位での話題はこちらでも書いていますので、よろしかったらどうぞ。
2018年5月21日月曜日
2000年11月23日木曜日
Overture 1928
Dream Theater [ Dream Theater ]
Dream Theaterの名盤『Metropolice Part2』の実質1曲目だ。文句なく最高にカッコいい曲で、壮大な映画のイントロのようだ。この曲の前に小曲『Regression』(これも重要な曲だが)があるが、バンドとしての演奏はこの曲から始まる。
凄まじいイントロの後の一瞬の休符が最高にカッコいい。時間が一つのテーマになっていて、前の小曲は現在から過去へ遡るところで終わっている。そしてこの一瞬の休符から後が、物語の舞台となる1928年の中の世界の始まりだろう。まるで映画の始まりのようで、1928年の街並や行き交う人々、馬車などが見えるようだ。
これから始まる新しい物語、そしてそれはフラッシュバックのようでもあり、すでに経験していることのようでもある。このような矛盾を曲で表わしているようで素晴らしい。論理的には説明出来なくても、音楽で表現することは出来るのだ。
キレの良いギター・リフとドラムで1928年を紹介すると、続いて壮大で叙情的なキーボードが登場する。物語の登場人物たちを見ているようで、とても重要なパートだ。
コードは「A」 「B」 「A・E」 「F#」 「A」 「B」 「C」 「D」だ。「A」から「B」へ行くところが壮大だ。後半の転調するような部分もカッコいい。
この後、キーボードソロとギターソロの部分があるが、ここの最高にカッコいい。キーボードソロのパートは最初のギターのリフの部分の繰り返しで、コード的には「D」と「D#11」。
ギターソロはテンポが半分になる。「Bm」 「G」 「Em」 「D・A」という部分だが、とても感動的だ。
ところが直後に曲調が一転する。ここがDream Theaterの真骨頂。「F#7」で変拍子だ。3拍子を挿むと考えるのか7拍子と理解すれば良いのか・・・。
Dream Theaterの曲にはつきものだが、ギター、ベース、キーボードがユニゾンになる部分が何箇所かある。聴いている分には気持ち良いが、いざ演奏するとなるととんでもなく大変なパートだ。少しでもズレるととても目立ってしまう。
終盤にはキーボードの超早弾きが登場する。トップ音だけ変わるだけのコードトーンなのだが、それにしても早い。結構テンポが早い曲にも関わらず、正確な32分音符だ。
演奏するには相当のテクニックを擁する部分がめじろ押しで、そのハイテクニックも聴きどころになる。
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