安室奈美恵 [ T.Komuro ]
昨日で引退ということでニュースや新聞でも大きな話題を集めている。スポーツ選手と違って、歌手はわざわざ「引退」と宣言しなくても活動しなければ良いだけだし、宣言しなければ、またやりたくなったらやれるというメリットもある。それなのに「引退」と宣言するということは、宣言することそのものに意味があるのだろう。つまり公私を明確に分け、これからは1個人として生きるということだろうし、何より巨大化した「安室奈美恵」というスターはここでお終いということなのだろう。巨大なスターを演じるのはそれだけ大変だということなのだろうと理解する。
個人的にはファンというわけでもないので、世間が盛り上がっている時に便乗するもどうかと思うが、まあこんな場所で多少話題にしたところで巨大なスターのは何の影響もないので問題ないだろう。
ファンではないといいながらも知っている曲が沢山あるのは凄いことだ。普段から色々な曲を聴いているので、興味のない曲が入り込んで来る余地はあまりないのに「知っている」と言えるほどなので、個人的にも凄いことだと感じる。
さて、曲の話しだが、2000年夏の九州・沖縄サミットのイメージソングになった曲だ。
サミットの舞台が沖縄であることも相まって、沖縄感を意識したアレンジで、琉球三味線が登場したり、イントロ等の音階が琉球民謡でよく使われるいわゆる「沖縄スケール」になっていたり、バックコーラスを含め沖縄関連者が多数参加していたりと、まさに沖縄ずくしの様相だ。
曲そのものの展開やコード進行は特に沖縄っぽさはなく、あくまでアレンジで沖縄を出している。
コード進行を見ていくと、まずイントロから、「B♭M7/C」「FM7」「B♭M7/C」「FM7」「B♭M7/C」「FM7」「G」「Asus4/A」となる。
歌になっても同じ。「M7」がキレイだ。
「あなたとはずっと〜」の部分は「Gm7/B♭」「C/Dm/B♭」を繰り返し、サビに入る。
サビは、「Fm/D♭M7」「E♭/A♭」「E♭onG」の繰り返し。
間奏は「A♭/B♭」「C/F/B♭」「C/F/B」「C#/F#/B」「C#」「F#」とだんだん上がって行くので、次のサビから半音上がることになる。
更に後半にもう半音転調し、最初から見ると1音上がるアレンジだ。結構力が入っているのだろう、工夫が見れて面白い。
「なぜか今日はこの曲が頭の中をグルグル駆け巡る…」「無性にあの曲が聴きたくてたまらない~」という時もありますよね。
そんな「今日の一曲」をどこが気に入ったのか等を含めて紹介するコーナーです。
※コードなどは耳で聴いてとったものなので、間違っていたらゴメンナサイ。
オリジナル曲は音を聴けるようにしていたものの、現在は聴けなくなってしまっています。復旧までしばらくお待ちください。
バンド単位での話題はこちらでも書いていますので、よろしかったらどうぞ。
2018年9月17日月曜日
2018年9月14日金曜日
七つの海の地球儀
チェッカーズ [ Special Turuku/ 秋元康 ]
一応、チェッカーズとしたが、実際は Cute Beat Club Band 名義でのリリース曲。チェッカーズは Beatles の戦略を意識しているのでは?と以前に書いたが、これもまるで「Sgt. Peppers Lonely Hearts Club Band」みたいだと思わざるを得ない。別に文句を言っているのではないのだが・・・。
Cute Beat Club Band はメンバーも変名になっていて、作曲者の Special Turuku というのはもちろん鶴久政治のことで、他に、Hellow Fujii、Crazy Tohru、Elegant Moku、Route Yuji、Knight Yoshiya、Evally Fujii となっている。高杢がエレガントだったり結構笑える。ドラムのナイト(騎士)は何となくイメージに合うし、ベースのルート(経路)は意味不明だが、ルート音(Root)のことだとこれまた笑える。Evallyもよく分からないが、60年代のイギリスの兄弟デュオのEverly Brothersを思い出した。
Cute Beat Club Band はメンバーも変名になっていて、作曲者の Special Turuku というのはもちろん鶴久政治のことで、他に、Hellow Fujii、Crazy Tohru、Elegant Moku、Route Yuji、Knight Yoshiya、Evally Fujii となっている。高杢がエレガントだったり結構笑える。ドラムのナイト(騎士)は何となくイメージに合うし、ベースのルート(経路)は意味不明だが、ルート音(Root)のことだとこれまた笑える。Evallyもよく分からないが、60年代のイギリスの兄弟デュオのEverly Brothersを思い出した。
で、特筆すべきは、この曲はロンドン録音で、現地のミュージシャンが多数参加したということ。Micky Moody をはじめ、Gary Moore や Wham!、キーボードの Tommy Eyre 等らしいが、曲を聴いても彼ららしさは分からない。
ギター・ソロはゲイリー・ムーアか、と思いたいが、まったくゲイリーっぽさが感じられないので違うだろう。ゲイリーは一体どういう形で参加したのだろうか?
ギター・ソロはゲイリー・ムーアか、と思いたいが、まったくゲイリーっぽさが感じられないので違うだろう。ゲイリーは一体どういう形で参加したのだろうか?
ミッキー・ムーディがアレンジで、プレイもしているということなので意識して聴いてみると、チェッカーズにしては少しギターが目立っているかなと思うが、例えば歌の背景のアルペジオ・ギター(コーラスが強めにかかっている)にしてもとても日本的だ。ミッキーが好きなブルースっぽさやスライドが入っていると嬉しいが、まったくない。もしミッキーが弾いているならアコースティックのコード弾きの方かもしれない。
間奏はギター・ソロだ。チェッカーズの場合、たいていはサックス・ソロなので、ギターは珍しい。ブルージーな感じもあるので、ひょっとするとミッキーかもしれないが、ほとんど休みなくフレーズをつなげているあたりはミッキーっぽくないなと感じる。真相はどうなのだろう?
間奏はギター・ソロだ。チェッカーズの場合、たいていはサックス・ソロなので、ギターは珍しい。ブルージーな感じもあるので、ひょっとするとミッキーかもしれないが、ほとんど休みなくフレーズをつなげているあたりはミッキーっぽくないなと感じる。真相はどうなのだろう?
曲を見ていくと、まずAメロは「F」「C」「B♭」「B♭sus4」「F」「C」「B♭」「B♭sus4」「F/E♭」「F/E♭」つなぎの部分が「Am」「B♭」「C」「B♭」「Am」「B♭」「C」サビが「F」「Am」「Dm」「F」「B♭/B♭m」「F/C」「F」「Am」「Dm」「F」「B♭/B♭m」「F/E♭」「F/E♭」といった感じ。
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2018年8月21日火曜日
1/2
川本真琴 [ 川本真琴 ]
この曲をレズの歌だという説もあるらしいが、どういう解釈をしているのだろう?「神様は何も禁止なんかしていない」で禁断の愛を連想し、「男の子になりたかった」という部分で両方女なのか?ということになるのかもしれないが、もうちょっと歌詞を読めば、ストレートな愛の歌だということは明らかだ。
この曲を聴いて最初の印象は「早口で詰め込み型の歌詞だな」というもので、その反動で「愛してる」連発の部分がとても印象的だ。そのうちに数回聴いているとだんだん歌詞が理解出来てきて、全編情熱的なラブソングだということが分かる。
歌詞の表現も独特で、「境界線みたいな体がじゃまだね」「半径3m以内の世界で」のようなものは、一瞬「ん?」となるが、すぐに「ああ」と納得する面白さがある。
音楽は、まずイントロでギターのカッティングから始まる。カッコいいロック・ソングかと思わせるもので、「E9(5弦→2弦に順に7,6,7,7F)」と「E7(2弦のみ9Fにする)」とちょっとしたオカズで出来ている。
続いて登場する彼女のヴォーカルだが、アイドル系かと思わせる雰囲気があるのに、聴けば聴くほど上手い。まずリズムが素晴らしいから歌だけでノレる。それに楽しい。例えば「唇と唇 瞳と瞳と手と手」の部分の最初のアクセントになっている「くぅ」の部分など、思わず一緒に歌いたくなるし、歌えると嬉しくなる。
これだけリズムよく歌うのはとても難しいし、最近は機械のように歌うのが流行り(?)みたいだが、このように歌えると歌っている方も聴いている方も楽しいものだ。
それから歌の表情が豊かだ。一番分かるのは2回目の「愛してる」のところで、それぞれに表情が違う(特に3回目)。恐らくレコーディング中に歌いながら感情移入してのものだろう。
曲を見ていくと、コード進行も結構ヒネってある。歌の最初から下降するパターンだが、人気曲によくあるパターンと同じにならないように工夫してある。「E」「EonD#」「EonD」「A」「AM7」「D7」「C#m7」「F#7」となる。ヴォーカルラインも半音上がっていくような感じになっていて面白い。これをもう一度繰り返した後の早口で畳み掛けるような部分は「C7」「D7」「E」「E」「C7」「D7」「AM7」「A7」「F#7」「G#7」。この曲に限らずだが、キーが「E」の曲での「C」の使い方が好きだ。「AM7」「A7」のところも面白い。
で、サビ。出だしと似ているが少し違う。「E」「EonD#」「EonD」「EonD」「A」「A」「F#7」「G#7」となり、「E」「EonD#」「EonD」「AM7」「A7」「G#7」「F#7」「C7」となってイントロの「E7」に戻る。また「AM7」「A7」が出て来て、この部分のベースがカッコいい。
全体的にすごく音楽的レベルが高い人が作ったんなという印象。素晴らしい。
この曲をレズの歌だという説もあるらしいが、どういう解釈をしているのだろう?「神様は何も禁止なんかしていない」で禁断の愛を連想し、「男の子になりたかった」という部分で両方女なのか?ということになるのかもしれないが、もうちょっと歌詞を読めば、ストレートな愛の歌だということは明らかだ。
この曲を聴いて最初の印象は「早口で詰め込み型の歌詞だな」というもので、その反動で「愛してる」連発の部分がとても印象的だ。そのうちに数回聴いているとだんだん歌詞が理解出来てきて、全編情熱的なラブソングだということが分かる。
歌詞の表現も独特で、「境界線みたいな体がじゃまだね」「半径3m以内の世界で」のようなものは、一瞬「ん?」となるが、すぐに「ああ」と納得する面白さがある。
音楽は、まずイントロでギターのカッティングから始まる。カッコいいロック・ソングかと思わせるもので、「E9(5弦→2弦に順に7,6,7,7F)」と「E7(2弦のみ9Fにする)」とちょっとしたオカズで出来ている。
続いて登場する彼女のヴォーカルだが、アイドル系かと思わせる雰囲気があるのに、聴けば聴くほど上手い。まずリズムが素晴らしいから歌だけでノレる。それに楽しい。例えば「唇と唇 瞳と瞳と手と手」の部分の最初のアクセントになっている「くぅ」の部分など、思わず一緒に歌いたくなるし、歌えると嬉しくなる。
これだけリズムよく歌うのはとても難しいし、最近は機械のように歌うのが流行り(?)みたいだが、このように歌えると歌っている方も聴いている方も楽しいものだ。
それから歌の表情が豊かだ。一番分かるのは2回目の「愛してる」のところで、それぞれに表情が違う(特に3回目)。恐らくレコーディング中に歌いながら感情移入してのものだろう。
曲を見ていくと、コード進行も結構ヒネってある。歌の最初から下降するパターンだが、人気曲によくあるパターンと同じにならないように工夫してある。「E」「EonD#」「EonD」「A」「AM7」「D7」「C#m7」「F#7」となる。ヴォーカルラインも半音上がっていくような感じになっていて面白い。これをもう一度繰り返した後の早口で畳み掛けるような部分は「C7」「D7」「E」「E」「C7」「D7」「AM7」「A7」「F#7」「G#7」。この曲に限らずだが、キーが「E」の曲での「C」の使い方が好きだ。「AM7」「A7」のところも面白い。
で、サビ。出だしと似ているが少し違う。「E」「EonD#」「EonD」「EonD」「A」「A」「F#7」「G#7」となり、「E」「EonD#」「EonD」「AM7」「A7」「G#7」「F#7」「C7」となってイントロの「E7」に戻る。また「AM7」「A7」が出て来て、この部分のベースがカッコいい。
全体的にすごく音楽的レベルが高い人が作ったんなという印象。素晴らしい。
2018年5月17日木曜日
Young Man
西城秀樹 [ Jacques Morali/Henri Belolo/Victor Wills/あまがいりゅうじ ]
西城秀樹の訃報を聞いた。今回は追悼の意味も込めて彼の最大のヒット曲を取り上げる。
この曲は誰も知っている大ヒット曲で、私も子供の頃に飛び跳ねながら両手で「Y」「M」「C」「A」をやったものだ。この観客参加型も走りとも言える振り付けは、オリジナルの Village People にはなく、西城の発案だそうだ。「Y.M.C.A.」とは、「Young Man Can do Anything」のこと。
日本では曲名も『Young Man』で、さわやかな青春応援歌といったところで、当時人気者の西城秀樹のイメージにもピッタリといった感じだが、オリジナルの Village People の『Y.M.C.A.』はゲイ・ソングだというのは有名な話し。オリジナルの歌詞にはゲイにまつわる様々なキーワードが隠されているらしい。西城がカバーすることは当初は猛反対された。
しかし、さすがアメリカというべきか、ゲイ・ソングでも大ヒットし、現在でもあちこちでかかったりするのが凄い。オリンピックやプロ野球、プロサッカーでもよくかかる。
簡単にコード進行を見ておこう。イントロは「C7」で進み、歌が入る部分は「F」「F」「Dm」「Dm」「B♭」「B♭」「C7/B♭・C7」「B♭/Am・Gm」となる。これを繰り返し。
サビの部分は「C7」「F」「F」「Dm」「Dm」「Gm/GmM7」「Gm7/Gm6」「C7」といった感じ。
歌詞は見事なまでの青春讃歌。
「ほら見えるだろう、君の行く先に楽しめる事があるんだから」とか、「聞こえているかい、俺の言うことが、プライドを捨ててすぐに行こうぜ」「夢があるならば、戸惑うことなどないはずじゃないか」「青春の日々は二度と来ないから、思い出になると思わないか」「ほら両手上げて、足を踏みならして、今思う事をやって行こう」と歌う。明るく元気にさわやかに。
「若いうちはやりたい事、何でも出来るのさ」と、まさにそのまんま「Young Man Can do Anything」だ。 こんな曲最近はないな、と思う。
押し付けがましいメッセージだとウンザリする場合もあるが、ここまで徹底した青春讃歌だと逆に清々しさすら感じさせるから凄い。それだけエネルギーに満ちあふれているということだ。
西城秀樹の訃報を聞いた。今回は追悼の意味も込めて彼の最大のヒット曲を取り上げる。
この曲は誰も知っている大ヒット曲で、私も子供の頃に飛び跳ねながら両手で「Y」「M」「C」「A」をやったものだ。この観客参加型も走りとも言える振り付けは、オリジナルの Village People にはなく、西城の発案だそうだ。「Y.M.C.A.」とは、「Young Man Can do Anything」のこと。
日本では曲名も『Young Man』で、さわやかな青春応援歌といったところで、当時人気者の西城秀樹のイメージにもピッタリといった感じだが、オリジナルの Village People の『Y.M.C.A.』はゲイ・ソングだというのは有名な話し。オリジナルの歌詞にはゲイにまつわる様々なキーワードが隠されているらしい。西城がカバーすることは当初は猛反対された。
しかし、さすがアメリカというべきか、ゲイ・ソングでも大ヒットし、現在でもあちこちでかかったりするのが凄い。オリンピックやプロ野球、プロサッカーでもよくかかる。
簡単にコード進行を見ておこう。イントロは「C7」で進み、歌が入る部分は「F」「F」「Dm」「Dm」「B♭」「B♭」「C7/B♭・C7」「B♭/Am・Gm」となる。これを繰り返し。
サビの部分は「C7」「F」「F」「Dm」「Dm」「Gm/GmM7」「Gm7/Gm6」「C7」といった感じ。
歌詞は見事なまでの青春讃歌。
「ほら見えるだろう、君の行く先に楽しめる事があるんだから」とか、「聞こえているかい、俺の言うことが、プライドを捨ててすぐに行こうぜ」「夢があるならば、戸惑うことなどないはずじゃないか」「青春の日々は二度と来ないから、思い出になると思わないか」「ほら両手上げて、足を踏みならして、今思う事をやって行こう」と歌う。明るく元気にさわやかに。
「若いうちはやりたい事、何でも出来るのさ」と、まさにそのまんま「Young Man Can do Anything」だ。 こんな曲最近はないな、と思う。
押し付けがましいメッセージだとウンザリする場合もあるが、ここまで徹底した青春讃歌だと逆に清々しさすら感じさせるから凄い。それだけエネルギーに満ちあふれているということだ。
2018年4月24日火曜日
悲しいハートは燃えている
和田加奈子 [ 松本一起/井上大輔 ]
和田加奈子のヴォーカルは発声の仕方などがラテン風味があって、大人びた雰囲気の女性の魅力を感じさせるものだった。80年代の曲だが、独特の個性は他を引き離し、一発で和田加奈子ワールドに引き込まれる雰囲気は現在聴いても変わることはない。
印象的なベースのリフが中心で、思わず弾いてみたくなる。ベースは、リフ以外の部分も結構カッコ良くて、「ドーン、ドドッ」という少しハネたようなリズムが耳に残る。ラテン風味なのは、全体が16ビートなのも大きい。オクターヴのところはあまり好きではないが、ダンス・ミュージックとして聴くなら「良」だろう。
そのイントロからのリフ、コードをつけるとしたら、「Em/C」「D/Bm」の繰り返しだろう。もちろん16ビートにノセて弾く。サビのバックでもこのリフがずっとあってとても印象的だ。
リフのないAメロ部のコード進行は、「CM7」「DonC」「Bm7」「Em7」「Am7」「C」「G」「D」で繰り返しの2回目は一番最後も「G」となる。
「最後のドライブの夜に」の部分と「季節で変わるヒット曲」の部分はAメロ・Bメロと思いがちだが、ただの繰り返しだというのには少し驚いた。
Bメロは「C」「D」「G」「Bm7onD/GM7」「C」「AonC#」「D」「BonE♭」となる。「Bm7onD/GM7」は単純に「D/G」かもしれない。やはりベースラインが印象的だ。特に途中の「C」から半音ずつ上がっていくところなどは嫌でもテンションが上がる。「気づくのが遅すぎた」「だけど今諦めて」の部分が印象的なのはそのせいだ。
歌詞にも触れておこう。結局は「悲しいハートは燃えている」というそのままの内容で、つまり「自分は彼の本命ではなかったことに気がついたが、それでも心は燃え上がっている」という意味。かなり情熱的な内容なのに、それでも大人の雰囲気でクールを装っているところがドラマチック。リフに乗せたサビのところだけ本音が出て「fire love」と言っているが、他は「サヨナラを言った 水平線みつめて」「慣れてゆくたび飽きる 貴方の横顔 そう言ってる」「貴方を残して海岸線 走った」「避暑地のムードに酔っていたわ」等、映画のワンシーンのような場面が続いている。そんなところも「大人」を感じたものだ。
和田加奈子のヴォーカルは発声の仕方などがラテン風味があって、大人びた雰囲気の女性の魅力を感じさせるものだった。80年代の曲だが、独特の個性は他を引き離し、一発で和田加奈子ワールドに引き込まれる雰囲気は現在聴いても変わることはない。
印象的なベースのリフが中心で、思わず弾いてみたくなる。ベースは、リフ以外の部分も結構カッコ良くて、「ドーン、ドドッ」という少しハネたようなリズムが耳に残る。ラテン風味なのは、全体が16ビートなのも大きい。オクターヴのところはあまり好きではないが、ダンス・ミュージックとして聴くなら「良」だろう。
そのイントロからのリフ、コードをつけるとしたら、「Em/C」「D/Bm」の繰り返しだろう。もちろん16ビートにノセて弾く。サビのバックでもこのリフがずっとあってとても印象的だ。
リフのないAメロ部のコード進行は、「CM7」「DonC」「Bm7」「Em7」「Am7」「C」「G」「D」で繰り返しの2回目は一番最後も「G」となる。
「最後のドライブの夜に」の部分と「季節で変わるヒット曲」の部分はAメロ・Bメロと思いがちだが、ただの繰り返しだというのには少し驚いた。
Bメロは「C」「D」「G」「Bm7onD/GM7」「C」「AonC#」「D」「BonE♭」となる。「Bm7onD/GM7」は単純に「D/G」かもしれない。やはりベースラインが印象的だ。特に途中の「C」から半音ずつ上がっていくところなどは嫌でもテンションが上がる。「気づくのが遅すぎた」「だけど今諦めて」の部分が印象的なのはそのせいだ。
歌詞にも触れておこう。結局は「悲しいハートは燃えている」というそのままの内容で、つまり「自分は彼の本命ではなかったことに気がついたが、それでも心は燃え上がっている」という意味。かなり情熱的な内容なのに、それでも大人の雰囲気でクールを装っているところがドラマチック。リフに乗せたサビのところだけ本音が出て「fire love」と言っているが、他は「サヨナラを言った 水平線みつめて」「慣れてゆくたび飽きる 貴方の横顔 そう言ってる」「貴方を残して海岸線 走った」「避暑地のムードに酔っていたわ」等、映画のワンシーンのような場面が続いている。そんなところも「大人」を感じたものだ。
2018年4月21日土曜日
Sing To The Music
島田奈美 [ 杉山洋介/島田奈央子/三雲孝江 ]
この人の声が好き。清純派アイドルと言われていたが、まさにそんな感じ。
シンプルな曲だが、随所にプロっぽい装飾が施されているなという感じの曲。早速見ていこう。
実は、この曲を聴いた大昔の記憶だけを頼りに、ギターでこんな感じかなとコードをつけてみたのだが、後で実際に曲を聴いて確認すると全然違う!しかも、やはり原曲の方が良い。それで「プロっぽいな」と思ったわけだが、その辺りの比較も合わせてチェックしてみる。
まずはいきなりのサビから。「G」「Bm」「C」「Cm/D」「G」「Bm」「C」「Cm/D」「C」「Cm」「G」となる。ポイントは「Cm/D」だ。私が曲を聴く前に考えた進行は「Am/D」だった。「Am」でも変ではないが、聴き比べれば明らかに「Cm」の方がカッコ良い。
続いてAパート。私が考えたのは、前半は「C/D」「C/D」「G」「Em」だが、実際は「C」「D」「G」「Em」だ。確かに「C/D」を繰り返すのはカッコ悪いなと後から思った。
後半は「C/B」「Em/A」「C/D」「G」。私が考えたのも同じ。ここでのミソは「A」だ。
この後、繰り返しが何回かあった後、間奏になる。この間奏がなかなか。転調して気分を変える。「E♭」「F」「B♭」「B♭」「E♭/F」「Gm」「E♭/F」「G」というもの。
転調+オシャレな雰囲気のキーボードソロでとてもカッコ良い。そして「E♭/F」の上昇する進行で盛り上げつつ、元の調に戻す方向へ持っていくのがさすがプロと思わせる。1回目はキー通り「Gm」が来るようにしておいて、2回目に「G」で元に戻る。しかもちゃんと印象的になるようギターのフレーズを考えてある。
このあともう一つのパートがある。「I feel so~」の部分。一応そこも書いておくと「Em」「Bm」「C」「G」「A」「D」となる。「A」の部分からリズム・インして盛り上げる。
その後サビの繰り返しになるが、コーラスをバックに高音フェイクするようなヴォーカルがあると最高にカッコ良かったと思う。難しいけどね。
歌詞だが、一人ぼっちになってしまった主人公が街を出て羽ばたいて行くような内容だ。このアルバム自体にそういう感じも受けるが(クリスマスの少女の話しあたり)、どうしてこういう内容になっているのかは少し気になるところ。
この人の声が好き。清純派アイドルと言われていたが、まさにそんな感じ。
シンプルな曲だが、随所にプロっぽい装飾が施されているなという感じの曲。早速見ていこう。
実は、この曲を聴いた大昔の記憶だけを頼りに、ギターでこんな感じかなとコードをつけてみたのだが、後で実際に曲を聴いて確認すると全然違う!しかも、やはり原曲の方が良い。それで「プロっぽいな」と思ったわけだが、その辺りの比較も合わせてチェックしてみる。
まずはいきなりのサビから。「G」「Bm」「C」「Cm/D」「G」「Bm」「C」「Cm/D」「C」「Cm」「G」となる。ポイントは「Cm/D」だ。私が曲を聴く前に考えた進行は「Am/D」だった。「Am」でも変ではないが、聴き比べれば明らかに「Cm」の方がカッコ良い。
続いてAパート。私が考えたのは、前半は「C/D」「C/D」「G」「Em」だが、実際は「C」「D」「G」「Em」だ。確かに「C/D」を繰り返すのはカッコ悪いなと後から思った。
後半は「C/B」「Em/A」「C/D」「G」。私が考えたのも同じ。ここでのミソは「A」だ。
この後、繰り返しが何回かあった後、間奏になる。この間奏がなかなか。転調して気分を変える。「E♭」「F」「B♭」「B♭」「E♭/F」「Gm」「E♭/F」「G」というもの。
転調+オシャレな雰囲気のキーボードソロでとてもカッコ良い。そして「E♭/F」の上昇する進行で盛り上げつつ、元の調に戻す方向へ持っていくのがさすがプロと思わせる。1回目はキー通り「Gm」が来るようにしておいて、2回目に「G」で元に戻る。しかもちゃんと印象的になるようギターのフレーズを考えてある。
このあともう一つのパートがある。「I feel so~」の部分。一応そこも書いておくと「Em」「Bm」「C」「G」「A」「D」となる。「A」の部分からリズム・インして盛り上げる。
その後サビの繰り返しになるが、コーラスをバックに高音フェイクするようなヴォーカルがあると最高にカッコ良かったと思う。難しいけどね。
歌詞だが、一人ぼっちになってしまった主人公が街を出て羽ばたいて行くような内容だ。このアルバム自体にそういう感じも受けるが(クリスマスの少女の話しあたり)、どうしてこういう内容になっているのかは少し気になるところ。
2018年2月1日木曜日
CARNAVAL
大貫妙子 [ 大貫妙子 ]
大貫妙子という人をよくは知らないのだが、曲を聴けば才能ある音楽の人だなというのはすぐに分かる。このタイプの音楽人間には憧れる。自分以上の才能を持った人には敬意を表するが、その反面悔しくもある。もちろんよく訓練と努力が成す結果なので、嫉妬するのは筋違いなのだが。
この曲は YMO のメンバーが参加して制作されたもので、モロに当時の雰囲気を感じさせる曲だ。
曲は不思議な雰囲気を持つコード進行で、途中の転調のようなところから浮遊感を感じさせる展開になる。(調がよく分からないと浮遊する感じになる)
Aメロの頭からのコードは、「Cm/B♭」「A♭/B♭」「A♭M7」「B♭」「Cm/B♭」「A♭/B♭」「A♭M7」「B♭」「Dm」「DmonC」「B♭M7」「G」「Gm」「C」「Dm」と続く。
それにしても、「Dm」のところや「G」のところ、決して予測できないし、特に「G」が凄い。そしてその次ですぐに「Gm」に戻す。このあたりのセンスに脱帽という感じ。素晴らしい。
「Dm」のところから転調していることになるが、またイントロの進行を挟んで「Cm」に戻る。
同じJポップでも音楽的な刺激が強いこの手の、捻りに捻りました的な曲は音楽のパズルのようで聴いていて楽しい。
大貫妙子という人をよくは知らないのだが、曲を聴けば才能ある音楽の人だなというのはすぐに分かる。このタイプの音楽人間には憧れる。自分以上の才能を持った人には敬意を表するが、その反面悔しくもある。もちろんよく訓練と努力が成す結果なので、嫉妬するのは筋違いなのだが。
この曲は YMO のメンバーが参加して制作されたもので、モロに当時の雰囲気を感じさせる曲だ。
曲は不思議な雰囲気を持つコード進行で、途中の転調のようなところから浮遊感を感じさせる展開になる。(調がよく分からないと浮遊する感じになる)
Aメロの頭からのコードは、「Cm/B♭」「A♭/B♭」「A♭M7」「B♭」「Cm/B♭」「A♭/B♭」「A♭M7」「B♭」「Dm」「DmonC」「B♭M7」「G」「Gm」「C」「Dm」と続く。
それにしても、「Dm」のところや「G」のところ、決して予測できないし、特に「G」が凄い。そしてその次ですぐに「Gm」に戻す。このあたりのセンスに脱帽という感じ。素晴らしい。
「Dm」のところから転調していることになるが、またイントロの進行を挟んで「Cm」に戻る。
同じJポップでも音楽的な刺激が強いこの手の、捻りに捻りました的な曲は音楽のパズルのようで聴いていて楽しい。
2018年1月27日土曜日
恋するフォーチュンクッキー
AKB48 [ 伊藤心太郎/秋元康 ]
もはやアイドルに興味がある年齢でもないし、人気絶大のAKBといえど、前田、大島、指原くらいしか見分けがつかないオッサンには、女の子が大量にいるグループは見ていて気持ち悪くなるほど。
曲も良くかかる曲を数曲サビだけ知っている程度なのだが、ところがどっこい、この曲だけは気に入ったのだ。(多分他の曲も聴かず嫌いなだけなのだろうが)
まず印象に残ったのは、70年代のディスコ・ソングみたいだということ。ベースラインやリズム、ハンドクラップ(手拍子)など、明らかに古いディスコを意識しているアレンジ。最近の早いダンス・ミュージックではなく、初期ディスコというのが良い。オッサンの私からしても古くさいと思えるほどだが、それがかえって若い子には新鮮だろう。
私も聴いていて、思わずノッてしまう。
このディスコっぽさに乗るように、歌詞も詰め込み型ではなく、1音に1文字乗せるゆったりとしたもの。
こういう今風でない、というか古過ぎる雰囲気を、今一番人気のアイドルにやらせるあたりが面白いのだろう。
一応展開にも触れておくが、出だしの歌の部分は「D」「Bm」「D」「Bm」「G」「A」「D」「Bm7」という感じ。
ヴァースの(「カフェテリア~」の部分)最初のコード「GM7」がキレイだ。その後、「A」「F#m7」「AonG」「Bm7」かな。「E7」でつないでサビだ。
「D」「A」「Bm7」「A」「GM7」「F#m7」「Em7」「A」「D」と続く。ギターで弾く場合、ローコードでOKだが、「F#m7」のところまではトップを2弦2フレットの「F#音」のみ固定して弾くと雰囲気が出る。ほとんどコードトーンだが、「A」のみ6thの音になる。
もはやアイドルに興味がある年齢でもないし、人気絶大のAKBといえど、前田、大島、指原くらいしか見分けがつかないオッサンには、女の子が大量にいるグループは見ていて気持ち悪くなるほど。
曲も良くかかる曲を数曲サビだけ知っている程度なのだが、ところがどっこい、この曲だけは気に入ったのだ。(多分他の曲も聴かず嫌いなだけなのだろうが)
まず印象に残ったのは、70年代のディスコ・ソングみたいだということ。ベースラインやリズム、ハンドクラップ(手拍子)など、明らかに古いディスコを意識しているアレンジ。最近の早いダンス・ミュージックではなく、初期ディスコというのが良い。オッサンの私からしても古くさいと思えるほどだが、それがかえって若い子には新鮮だろう。
私も聴いていて、思わずノッてしまう。
このディスコっぽさに乗るように、歌詞も詰め込み型ではなく、1音に1文字乗せるゆったりとしたもの。
こういう今風でない、というか古過ぎる雰囲気を、今一番人気のアイドルにやらせるあたりが面白いのだろう。
一応展開にも触れておくが、出だしの歌の部分は「D」「Bm」「D」「Bm」「G」「A」「D」「Bm7」という感じ。
ヴァースの(「カフェテリア~」の部分)最初のコード「GM7」がキレイだ。その後、「A」「F#m7」「AonG」「Bm7」かな。「E7」でつないでサビだ。
「D」「A」「Bm7」「A」「GM7」「F#m7」「Em7」「A」「D」と続く。ギターで弾く場合、ローコードでOKだが、「F#m7」のところまではトップを2弦2フレットの「F#音」のみ固定して弾くと雰囲気が出る。ほとんどコードトーンだが、「A」のみ6thの音になる。
2008年9月30日火曜日
キセキ
GreeeeN [ GreeeeN ]
いい曲だ。いい曲というのはアレンジを変えてもいい曲になる。自分ならもっとハードなアレンジにしたいと思った。(特にサビ)
息子(長男/小2)の運動会のダンスでこの曲が使われた。数回耳にして少し知っている程度だったが、何だかとても感動的に聞こえて、涙をこらえるのが大変になるほどだった。
次男の幼稚園の運動会でも使われていたが、その時はリズムの取り方がおかしくて、全拍手拍子でしかも1拍3拍を強調しているために、まるで盆踊りのノリになっていたが、小学校の方はしっかり2拍4拍のみのアクセントになっていた。長男は背が高いせいで手足も長いから、普通にダンスするだけでも大きなアクションに見えるので見栄えがするし、アクセントの取り方も良く見える。普段は思わないのに、ああいう場での息子がとても格好良く見えた。それらが曲の雰囲気と合わさって、「成長したな~」と思わせ、涙を誘ったのだ。
この運動会でこの曲の大ファンになってしまったし、この曲を聞くたびに運動会での息子の勇姿を思い出す。かけっこで1位だったり、リレーの選手になったりしたのに、最も印象深かったのがダンスとは・・・。
曲の作りも好きだ。順を追って見ていくと、まずイントロ。盛り上がる曲でもイントロは静かに入るというのはここ10年か15年くらいの流行りだろうか。
最初のところからちょっとした仕掛けがある。出だしのコードは「C」 「G」 「Am」 「C」と続くが、直後の繰り返しで「C」 「E7」 「Am」 「C」と変わる。「C」から「E7」へ行く流れ、感動的になるんだよな~。(個人的にはJohn Lennonの『Imagine』で覚えた進行)
最高なのはサビに行く直前のつなぎの部分だ。「運命ならば、君に巡り会えたそれって奇跡」の「君に~」の部分。1拍ごとにコードが変わり、しかもとても印象的。「F」 「E7」 「A♭」 「B♭」だ。サビの出だしは「Am」だが、「Am」は「C」と同じなので、「A♭」 「B♭」からの流れが嫌でも盛り上がることになる。最高のつなぎだ。
こうなったらサビはイケイケだ。ドラムも含め怒濤の攻撃をしたいところだが、意外にアッサリしている。コテコテにしないところがオシャレなんだろうなぁ。
一つ難点を挙げたいのは、感動的なラブ・ソングなのに「せめて言わせて『幸せです』と」という締めだ。ちょっと弱すぎない?
いい曲だ。いい曲というのはアレンジを変えてもいい曲になる。自分ならもっとハードなアレンジにしたいと思った。(特にサビ)
息子(長男/小2)の運動会のダンスでこの曲が使われた。数回耳にして少し知っている程度だったが、何だかとても感動的に聞こえて、涙をこらえるのが大変になるほどだった。
次男の幼稚園の運動会でも使われていたが、その時はリズムの取り方がおかしくて、全拍手拍子でしかも1拍3拍を強調しているために、まるで盆踊りのノリになっていたが、小学校の方はしっかり2拍4拍のみのアクセントになっていた。長男は背が高いせいで手足も長いから、普通にダンスするだけでも大きなアクションに見えるので見栄えがするし、アクセントの取り方も良く見える。普段は思わないのに、ああいう場での息子がとても格好良く見えた。それらが曲の雰囲気と合わさって、「成長したな~」と思わせ、涙を誘ったのだ。
この運動会でこの曲の大ファンになってしまったし、この曲を聞くたびに運動会での息子の勇姿を思い出す。かけっこで1位だったり、リレーの選手になったりしたのに、最も印象深かったのがダンスとは・・・。
曲の作りも好きだ。順を追って見ていくと、まずイントロ。盛り上がる曲でもイントロは静かに入るというのはここ10年か15年くらいの流行りだろうか。
最初のところからちょっとした仕掛けがある。出だしのコードは「C」 「G」 「Am」 「C」と続くが、直後の繰り返しで「C」 「E7」 「Am」 「C」と変わる。「C」から「E7」へ行く流れ、感動的になるんだよな~。(個人的にはJohn Lennonの『Imagine』で覚えた進行)
最高なのはサビに行く直前のつなぎの部分だ。「運命ならば、君に巡り会えたそれって奇跡」の「君に~」の部分。1拍ごとにコードが変わり、しかもとても印象的。「F」 「E7」 「A♭」 「B♭」だ。サビの出だしは「Am」だが、「Am」は「C」と同じなので、「A♭」 「B♭」からの流れが嫌でも盛り上がることになる。最高のつなぎだ。
こうなったらサビはイケイケだ。ドラムも含め怒濤の攻撃をしたいところだが、意外にアッサリしている。コテコテにしないところがオシャレなんだろうなぁ。
一つ難点を挙げたいのは、感動的なラブ・ソングなのに「せめて言わせて『幸せです』と」という締めだ。ちょっと弱すぎない?
2008年1月5日土曜日
春 ~spring~
Hysteric Blue [ たくや ]
あれから9年。もうすぐ10年なんだなぁ。特にこのバンドのファンというわけではないし、曲もこの曲しか知らない。確か事件を起こして解散になったはず。
1999年の春先によくかかっていて、嫌でも耳にした。当時、音楽をほとんど聴けない時期だったせいか、かえって強烈に耳に残ってしまい、この曲を聴くと1999年の春を思い出す。
当時の心境に戻れるから、しっかりiPodにも入っている。音楽ってすごい。どんな説明をされるよりも、曲を聴くだけで一瞬で当時に戻ってしまう。感覚的なものや空気感まで戻ってしまうから怖いくらだ。
私は普段はそれほど歌詞は聴いていないのだが、この曲の場合どうしても聴こえてきてしまう。
せつない歌詞だ。春は別れの季節。卒業のシーズンだが、社会人になって卒業と関係ない立場になっても、なぜか春は出会いと別れが多いように思う。
「けぶる木漏れ日浴びふと気付く、春風の奥思い出す」というあたり。最後の方の「今年もあの季節が来る」という感じ。思い出したいと思っていなくても、ふとした時に春という季節を感じる。その瞬間、「春が来るたびあなたに逢える」という感覚を覚える。
さて、コードを見てみよう。出だしのところ「F」 「C」 「Dm9」となるが、「Dm9」というか「Dm」に「ミ」の音をぶつけている感じ。刺激があって良い響き。この後、「C」を挟んで「B♭」 「Dm7」 「Gm7」 「C」と続く。2回目の後半は「Dm7」に行かずに「Am7」 「Dm」と行く。「Am7」のところでギターがジャーンと入って来るわけだ。
ここまではコードチェンジが激しいのに、この後の「それでも、あぁ」の部分から急に変わるところが良い。「B♭」 「B♭」 「Am7」 「Am7」 「Dm」 「Dm」となる。
この部分が終わるとまた通常のコードチェンジに戻る。「B♭」 「C」 「A7」 「Dm」 「B♭」とつないでサビに行く。
サビは「F」 「C」 「Dm」 「Dm」 「Gm7」 「Am7」 「B♭」 「C」となる。簡単なコードなのに素晴らしい!
ただ、アレンジ的にはあまりに好きでない。「それでも、あぁ」のような休符はまったく好きでないし、終わりの方の「こういう夢なら」の部分で1拍タメを作るところがあるが、どれも子供騙しに思えてしまい、つまらない。ライブで演奏すればそれなりに楽しい部分になるのは分かるのだが・・・。
あれから9年。もうすぐ10年なんだなぁ。特にこのバンドのファンというわけではないし、曲もこの曲しか知らない。確か事件を起こして解散になったはず。
1999年の春先によくかかっていて、嫌でも耳にした。当時、音楽をほとんど聴けない時期だったせいか、かえって強烈に耳に残ってしまい、この曲を聴くと1999年の春を思い出す。
当時の心境に戻れるから、しっかりiPodにも入っている。音楽ってすごい。どんな説明をされるよりも、曲を聴くだけで一瞬で当時に戻ってしまう。感覚的なものや空気感まで戻ってしまうから怖いくらだ。
私は普段はそれほど歌詞は聴いていないのだが、この曲の場合どうしても聴こえてきてしまう。
せつない歌詞だ。春は別れの季節。卒業のシーズンだが、社会人になって卒業と関係ない立場になっても、なぜか春は出会いと別れが多いように思う。
「けぶる木漏れ日浴びふと気付く、春風の奥思い出す」というあたり。最後の方の「今年もあの季節が来る」という感じ。思い出したいと思っていなくても、ふとした時に春という季節を感じる。その瞬間、「春が来るたびあなたに逢える」という感覚を覚える。
さて、コードを見てみよう。出だしのところ「F」 「C」 「Dm9」となるが、「Dm9」というか「Dm」に「ミ」の音をぶつけている感じ。刺激があって良い響き。この後、「C」を挟んで「B♭」 「Dm7」 「Gm7」 「C」と続く。2回目の後半は「Dm7」に行かずに「Am7」 「Dm」と行く。「Am7」のところでギターがジャーンと入って来るわけだ。
ここまではコードチェンジが激しいのに、この後の「それでも、あぁ」の部分から急に変わるところが良い。「B♭」 「B♭」 「Am7」 「Am7」 「Dm」 「Dm」となる。
この部分が終わるとまた通常のコードチェンジに戻る。「B♭」 「C」 「A7」 「Dm」 「B♭」とつないでサビに行く。
サビは「F」 「C」 「Dm」 「Dm」 「Gm7」 「Am7」 「B♭」 「C」となる。簡単なコードなのに素晴らしい!
ただ、アレンジ的にはあまりに好きでない。「それでも、あぁ」のような休符はまったく好きでないし、終わりの方の「こういう夢なら」の部分で1拍タメを作るところがあるが、どれも子供騙しに思えてしまい、つまらない。ライブで演奏すればそれなりに楽しい部分になるのは分かるのだが・・・。
2006年6月26日月曜日
Hello, Again~昔からある場所~
My Little Lover [ 藤井謙二/小林武史/KATE ]
もう10年も前のヒット曲だが、最近久しぶりに聴いたら「面白い!」と感動してしまった。My Little Loverは「Men & Woman」が好きで、歌はそんなに上手くないなぁという程度の印象しかなかったのだが、この曲は素晴らしい。
転調が楽しそうな感じがしたので早速ピアノをポロポロ弾きながら音を探ってみた。やっぱり面白かった。
まず、キーはEメジャー。最初のパートは普通だ。ざっとコード進行をメモっておくと「E」 「A」 「G#m7」 「C#m7」 「A」 「B」 「C#m」 「BonD#」という感じ。2回目は最後が少し変わる。
次のブリッジ部が面白い。「A」 「AonB」 「G#m7」 「C#m」 「A」 「G#7」 「C#m」 「Bm・A」という感じだが、良いのは2番目の「AonB」ではない。「G#7」のところだ。メロディには出て来ないが、「C音」が出て来る。スケール上に存在しない音で、ここだけハーモニックマイナーの響きになるわけだ。そして、これが美しいと思って繰り返しの2回目も期待して聴いていると2回目は最初の「C#m」の後で「F#m」に行ってしまい「あれー、平凡だー」とガッカリする。ところがその直後の「B7」で大胆な転調になりビックリするという寸法になっている。一番最後に「シラソファ#」と降りて来る部分だ。まったく素晴らしい!イキナリのGメジャースケールということだ。これは次へのつなぎを一足先にやったということなのだろう。
サビのキーはそのままGメジャーだ。「C」 「D」 「G」 「DonF#」 「C」 「D」 「Em」という感じで、「DonF#」にしてもよくあるものだがちょっと綺麗に聴こえる。2回目の繰り返しの「今も胸に響くよ」のところのメロディは美しいが、それはあまり出て来ない高音を伸ばし気味に歌うから余計にそう聴こえるだけだ。
「それは愛が彷徨う影」のところの最初「B7」がブリッジでの「G#7」と同じ使われ方で美しい。そして次に「Em」に行った後の「C#m-5」というのか「ConC#」の部分が良い。
その後更に「C」 「DonC」 「Bm7」 「Em」と来て、イキナリ「F」で転調したようになり「B7」で元のEメジャー・キーに戻る。最後の「見えなかった」の出だしの「見え」の部分は半拍前の小節に入っているので、まだコード「F」鳴っている時に音を出さなければならない。正確に出すのは結構難しい。
最後になってしまったが、歌詞もまた良い。昔の古傷というべきか、大好きだったあの場所をテーマにしている歌はどうしても甘酸っぱい思いにかられる。それでいて「波の彼方に果てが感じられる」「空に進み風を受けて」のようにとてもスケールの大きな印象を与える部分があって良い。人生を振り返ると色々ありすぎて細々した部分よりもっと全体的な大きな観点で考えるからだ。最後の「Hello, Again my old dear place」に思いを馳せる。
もう10年も前のヒット曲だが、最近久しぶりに聴いたら「面白い!」と感動してしまった。My Little Loverは「Men & Woman」が好きで、歌はそんなに上手くないなぁという程度の印象しかなかったのだが、この曲は素晴らしい。
転調が楽しそうな感じがしたので早速ピアノをポロポロ弾きながら音を探ってみた。やっぱり面白かった。
まず、キーはEメジャー。最初のパートは普通だ。ざっとコード進行をメモっておくと「E」 「A」 「G#m7」 「C#m7」 「A」 「B」 「C#m」 「BonD#」という感じ。2回目は最後が少し変わる。
次のブリッジ部が面白い。「A」 「AonB」 「G#m7」 「C#m」 「A」 「G#7」 「C#m」 「Bm・A」という感じだが、良いのは2番目の「AonB」ではない。「G#7」のところだ。メロディには出て来ないが、「C音」が出て来る。スケール上に存在しない音で、ここだけハーモニックマイナーの響きになるわけだ。そして、これが美しいと思って繰り返しの2回目も期待して聴いていると2回目は最初の「C#m」の後で「F#m」に行ってしまい「あれー、平凡だー」とガッカリする。ところがその直後の「B7」で大胆な転調になりビックリするという寸法になっている。一番最後に「シラソファ#」と降りて来る部分だ。まったく素晴らしい!イキナリのGメジャースケールということだ。これは次へのつなぎを一足先にやったということなのだろう。
サビのキーはそのままGメジャーだ。「C」 「D」 「G」 「DonF#」 「C」 「D」 「Em」という感じで、「DonF#」にしてもよくあるものだがちょっと綺麗に聴こえる。2回目の繰り返しの「今も胸に響くよ」のところのメロディは美しいが、それはあまり出て来ない高音を伸ばし気味に歌うから余計にそう聴こえるだけだ。
「それは愛が彷徨う影」のところの最初「B7」がブリッジでの「G#7」と同じ使われ方で美しい。そして次に「Em」に行った後の「C#m-5」というのか「ConC#」の部分が良い。
その後更に「C」 「DonC」 「Bm7」 「Em」と来て、イキナリ「F」で転調したようになり「B7」で元のEメジャー・キーに戻る。最後の「見えなかった」の出だしの「見え」の部分は半拍前の小節に入っているので、まだコード「F」鳴っている時に音を出さなければならない。正確に出すのは結構難しい。
最後になってしまったが、歌詞もまた良い。昔の古傷というべきか、大好きだったあの場所をテーマにしている歌はどうしても甘酸っぱい思いにかられる。それでいて「波の彼方に果てが感じられる」「空に進み風を受けて」のようにとてもスケールの大きな印象を与える部分があって良い。人生を振り返ると色々ありすぎて細々した部分よりもっと全体的な大きな観点で考えるからだ。最後の「Hello, Again my old dear place」に思いを馳せる。
2005年8月29日月曜日
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
サンボマスター [ 山口隆 ]
素晴らしい!一発でお気に入り!聴いた瞬間に「最高!」というのは本当に久しぶりだ。カッコ良すぎる!1回聴いて好きになり、10回聴いても100回聴いても飽きない。
きっかけはモチロン『電車男』。2ちゃんねるも利用しないし、本や映画も興味がなかったが、たまたまあいた時間にTVのチャンネルを回していたら綺麗な女性(伊東美咲)が出ていたので偶然みたのが初体験。「エルメスたん」と言っていたし、モロオタッキー系の情けない男(伊藤淳史)が出ていたからこれが「電車男か~」とすぐに分かった。
オタクを略称「ヲタ」と言うんだとか、4歳の息子が気に入って見ている『ケロロ軍曹』が出て来て、ヲタに評価されているのが分かったりでストーリー以外が面白い。ケロロ自体がヲタッキーだなと思っていたが、その他、阪神ファンがいたり、マチルダさんが出て来たり、「ああ、ヲタとはこういう世界か」と半分くらいは分かったつもり。最近は秋葉原(学生時代からアキバと呼んでいたのでアキバ系というと電気屋系かと思ってしまうが)が聖地になっているんだとか・・・。 くだらないと思いつつも見ているとエンデイングのテーマ曲がこの曲だった!(ちなみにオープニングは ELO の「Twilight」これも良い!)
演奏はサンボマスター。かなり個性的な太ったボーカル&ギター。見た目がカッコいいバンドは多いがどれも似ていて覚えられない。しかしこれならバッチリだ! ブレインもこのボーカル&ギターらしいが、彼も音楽ヲタっぽいな。でも天才肌だ。素晴らしい!
サンボというと、エンリヤエンコ・ヒョードルを思い出す。ヒョードルはPride王者で、確かサンボ出身だったと思う。ロシアの柔術の名前だ。バンドと何の関係があるのかは分からないし関係ないかもしれない。
何が気に入ったかって、全て気に入った。まず最初に耳に入るのはリズム。16ノリのカッティングが最高にカッコいい。ドラム最高! ポップス系の曲はあまりにも単純すぎるリズムが延々と続き、それだけで飽きてしまうのだが、こういうリズムを使うだけで「本物のミュージシャンだな」と思ってしまう。ポップスではなくロックなバンドであることがすぐに分かる。ギターやドラムのリズムだけでもう最高!
続いてコード進行。最初は「A」だが、次のコードで「ん?」と気になる。すぐにどんなコードか想像が出来なかったのは久しぶり。こういう知的好奇心をくすぐる部分は重要だ。すべて分かってしまってはつまらない。楽器を持って来て調べてみる。テレビの音だけで判断しているせいか、いま一つ分からないが「D#dim」か「D#9」だろうと思う。 カッコいいリズムに乗ってバカ騒ぎ、それでいて知的なコード進行。最高のコンビネーションだ!
コード進行は、「A」「D#dim」「DM7」「Bm7」「Bm7onE」と来て、「A」「D#dim」 「DM7」「Bm7」「C#m7」「Bm7」「D」 「A」となる。 「DM7」のところはベース音が「C#」で、他の音がいまいち聞き取れない。 ブリッジが、「Bm7」「C#m7」「D」「A」で2回目の最後が「E7」に。 サビは、「A」「D#dim」「DM7/D#m7(-5)」「C#m7」「Bm7」「Bm7onE」と来て、「A」「D#dim」「DM7/D#m7(-5)」「C#m7」「Bm7」「C#m7」「DM7」「E7」「A」となる。「D」「D#」「C#」あたりの半音のところが天才的。
ベースが印象的で、そのベース・ラインを聴き取った上で適当なコードを考えただけだから間違っているかもしれない。近いうちにCDを買ってみようかなと考えている。
エンディングの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜぇぇ」という叫びで『ケロロ軍曹』の曲との共通点を感じた。「頭からっぽでも・・・」というアレ。
素晴らしい!一発でお気に入り!聴いた瞬間に「最高!」というのは本当に久しぶりだ。カッコ良すぎる!1回聴いて好きになり、10回聴いても100回聴いても飽きない。
きっかけはモチロン『電車男』。2ちゃんねるも利用しないし、本や映画も興味がなかったが、たまたまあいた時間にTVのチャンネルを回していたら綺麗な女性(伊東美咲)が出ていたので偶然みたのが初体験。「エルメスたん」と言っていたし、モロオタッキー系の情けない男(伊藤淳史)が出ていたからこれが「電車男か~」とすぐに分かった。
オタクを略称「ヲタ」と言うんだとか、4歳の息子が気に入って見ている『ケロロ軍曹』が出て来て、ヲタに評価されているのが分かったりでストーリー以外が面白い。ケロロ自体がヲタッキーだなと思っていたが、その他、阪神ファンがいたり、マチルダさんが出て来たり、「ああ、ヲタとはこういう世界か」と半分くらいは分かったつもり。最近は秋葉原(学生時代からアキバと呼んでいたのでアキバ系というと電気屋系かと思ってしまうが)が聖地になっているんだとか・・・。 くだらないと思いつつも見ているとエンデイングのテーマ曲がこの曲だった!(ちなみにオープニングは ELO の「Twilight」これも良い!)
演奏はサンボマスター。かなり個性的な太ったボーカル&ギター。見た目がカッコいいバンドは多いがどれも似ていて覚えられない。しかしこれならバッチリだ! ブレインもこのボーカル&ギターらしいが、彼も音楽ヲタっぽいな。でも天才肌だ。素晴らしい!
サンボというと、エンリヤエンコ・ヒョードルを思い出す。ヒョードルはPride王者で、確かサンボ出身だったと思う。ロシアの柔術の名前だ。バンドと何の関係があるのかは分からないし関係ないかもしれない。
何が気に入ったかって、全て気に入った。まず最初に耳に入るのはリズム。16ノリのカッティングが最高にカッコいい。ドラム最高! ポップス系の曲はあまりにも単純すぎるリズムが延々と続き、それだけで飽きてしまうのだが、こういうリズムを使うだけで「本物のミュージシャンだな」と思ってしまう。ポップスではなくロックなバンドであることがすぐに分かる。ギターやドラムのリズムだけでもう最高!
続いてコード進行。最初は「A」だが、次のコードで「ん?」と気になる。すぐにどんなコードか想像が出来なかったのは久しぶり。こういう知的好奇心をくすぐる部分は重要だ。すべて分かってしまってはつまらない。楽器を持って来て調べてみる。テレビの音だけで判断しているせいか、いま一つ分からないが「D#dim」か「D#9」だろうと思う。 カッコいいリズムに乗ってバカ騒ぎ、それでいて知的なコード進行。最高のコンビネーションだ!
コード進行は、「A」「D#dim」「DM7」「Bm7」「Bm7onE」と来て、「A」「D#dim」 「DM7」「Bm7」「C#m7」「Bm7」「D」 「A」となる。 「DM7」のところはベース音が「C#」で、他の音がいまいち聞き取れない。 ブリッジが、「Bm7」「C#m7」「D」「A」で2回目の最後が「E7」に。 サビは、「A」「D#dim」「DM7/D#m7(-5)」「C#m7」「Bm7」「Bm7onE」と来て、「A」「D#dim」「DM7/D#m7(-5)」「C#m7」「Bm7」「C#m7」「DM7」「E7」「A」となる。「D」「D#」「C#」あたりの半音のところが天才的。
ベースが印象的で、そのベース・ラインを聴き取った上で適当なコードを考えただけだから間違っているかもしれない。近いうちにCDを買ってみようかなと考えている。
エンディングの「世界はそれを愛と呼ぶんだぜぇぇ」という叫びで『ケロロ軍曹』の曲との共通点を感じた。「頭からっぽでも・・・」というアレ。
2005年2月26日土曜日
Jupiter
平原綾香 [ G.Holst/吉元由美 ]
「ジュピター」とは「木星」のこと。宇宙をテーマにしているだけあって何て美しい曲だろう。とても壮大なイメージの曲だ。
歌詞も相まって「Everday I listen to may heart ひとりじゃない この宇宙(そら)の御胸(みむね)に抱かれて」なんて歌っている。宇宙のような壮大なテーマを持つと宗教的な雰囲気が漂う。神も宇宙も圧倒的な存在だからだろう。
ところでこの曲、作曲が「G.Holst」となっているところからも分かるが、あの有名な組曲『惑星』の中の『Jupiter, the Bringer of Jollity』のメロディを拝借して作られている。聴いた瞬間に気が付く人も多いのではないだろうか。壮大なイメージはこのホルストの作によるところが大きい。と同時に、編曲者の坂本昌之も作曲者に近い活躍をしたといえるだろう。
この組曲『惑星』には冥王星が出て来ない。冥王星が発見されたのが、確か1930年代前半で、それから数年後にホルストは死去していたと記憶している。それから50年経ったため、著作権が消滅し、こうやって使用することが出来るようになったわけだ。こんな話しをすると、せっかくの壮大で神秘的な雰囲気がブチ壊しになってしまうが。
ちなみに組曲『惑星』の中では、個人的にはこの『木星』と並んで『火星』が好きだ。こちらもとても有名な曲なので機会があったら聴いてみてほしい。
少し曲を見てみる。テレビで聴いただけなので、キーが分からない。「D♭」だろうか? 変なキーなので「C」か「D」かもしれない。とりあえず「C」で考える。
「F」 「G」 「ConE」 「F」 「G」 「Am」 「AmonG」 「F」 「G」 「ConE」 「C」 「F」 「G」 「C」といった感じ。この次が好きだ。「ConE」 「G」 「Am」 「GonB」 「ConE」 「G」 「C」 「F」 「FM7」 「Dm7」 「Am」 「G」 「F」 「ConE」 「Dm7」 「C」 「Dm7onF」 「Dm」 「C」 「GonB」 「GonA」 と続く。
目立つのはオン・コードだ。コード進行に対してベース音が美しいということだ。特にコード・トーンの3度の音を使う場合が多いようだ。1・3・5度の中では3度が一番落ち着かない。しかしコードの長短を決める音でもあるから特長が強調されて美しさと神秘さが増すのかもしれない。
この他にもなかなかのコード進行があるのだが、コードネームだらけになってしまう恐れがあるのでこのくらいにしておく。
この曲を歌った平原綾香というアーティストを見たのもテレビで、紅白歌合戦にも出た。出だしの低音から最高音までかなり音程差がある曲で、何となく声楽っぽい雰囲気を感じていたら、やはり音楽系の大学出身なのだそうだ。声楽の勉強をしていたのかどうかは知らないが、どこか素人っぽさもあるのがかえって親しみを覚える。
「ジュピター」とは「木星」のこと。宇宙をテーマにしているだけあって何て美しい曲だろう。とても壮大なイメージの曲だ。
歌詞も相まって「Everday I listen to may heart ひとりじゃない この宇宙(そら)の御胸(みむね)に抱かれて」なんて歌っている。宇宙のような壮大なテーマを持つと宗教的な雰囲気が漂う。神も宇宙も圧倒的な存在だからだろう。
ところでこの曲、作曲が「G.Holst」となっているところからも分かるが、あの有名な組曲『惑星』の中の『Jupiter, the Bringer of Jollity』のメロディを拝借して作られている。聴いた瞬間に気が付く人も多いのではないだろうか。壮大なイメージはこのホルストの作によるところが大きい。と同時に、編曲者の坂本昌之も作曲者に近い活躍をしたといえるだろう。
この組曲『惑星』には冥王星が出て来ない。冥王星が発見されたのが、確か1930年代前半で、それから数年後にホルストは死去していたと記憶している。それから50年経ったため、著作権が消滅し、こうやって使用することが出来るようになったわけだ。こんな話しをすると、せっかくの壮大で神秘的な雰囲気がブチ壊しになってしまうが。
ちなみに組曲『惑星』の中では、個人的にはこの『木星』と並んで『火星』が好きだ。こちらもとても有名な曲なので機会があったら聴いてみてほしい。
少し曲を見てみる。テレビで聴いただけなので、キーが分からない。「D♭」だろうか? 変なキーなので「C」か「D」かもしれない。とりあえず「C」で考える。
「F」 「G」 「ConE」 「F」 「G」 「Am」 「AmonG」 「F」 「G」 「ConE」 「C」 「F」 「G」 「C」といった感じ。この次が好きだ。「ConE」 「G」 「Am」 「GonB」 「ConE」 「G」 「C」 「F」 「FM7」 「Dm7」 「Am」 「G」 「F」 「ConE」 「Dm7」 「C」 「Dm7onF」 「Dm」 「C」 「GonB」 「GonA」 と続く。
目立つのはオン・コードだ。コード進行に対してベース音が美しいということだ。特にコード・トーンの3度の音を使う場合が多いようだ。1・3・5度の中では3度が一番落ち着かない。しかしコードの長短を決める音でもあるから特長が強調されて美しさと神秘さが増すのかもしれない。
この他にもなかなかのコード進行があるのだが、コードネームだらけになってしまう恐れがあるのでこのくらいにしておく。
この曲を歌った平原綾香というアーティストを見たのもテレビで、紅白歌合戦にも出た。出だしの低音から最高音までかなり音程差がある曲で、何となく声楽っぽい雰囲気を感じていたら、やはり音楽系の大学出身なのだそうだ。声楽の勉強をしていたのかどうかは知らないが、どこか素人っぽさもあるのがかえって親しみを覚える。
2004年8月26日木曜日
栄光の架橋
ゆず [ 北川悠仁 ]
アテネオリンピックで盛り上がっている中、そろそろこの曲を取り上げないわけにはいかないだろう。NHKでテーマソングに使われている曲だ。
ギリシアとは6時間の時差があるため、リアルタイムでは夕方くらいから深夜になる。中継を見るたび要所要所で聴かされる。毎日毎日何度も聴いているので好き嫌いなしに覚えてしまう。そして覚えれば覚えるほど感動的な競技のシーンに合わせて感動を誘う。
この曲の最大の良さは歌詞だろう。「ガンバレ!ニッポン」のノリではなくメッセージソング風になっている。出だしの「誰にも見せない泪があった。人知れず流した泪があった」という部分だけで、それぞれの選手のこの場に立つまでに様々な多くの苦労があったであろうことに想いを馳せる。基本的にはこの部分とサビの2つしかない。「ああ、大変だったんだね。凄いね。頑張ったんだね」と思わせておいて、サビで一気に盛り上げる。「いくつもの日々を越えて、辿り着いた今がある。だからもう迷わずに進めばいい。栄光の架橋へと…」
言っていることは「これまで頑張ったんだから、迷わず進め」というだけのことだ。これを言葉を変え、メロディに乗せ、静かな部分や盛り上がる部分のアレンジを加えると何と感動的になることか。
曲の方に注目すると、やはりサビでドーンと来る部分が最高だ。ここで盛り上がる様、最初の1回はサビも含めて静かなアレンジで通している。そして2回目以降に盛り上げる。
サビで盛り上がるだろうと思って期待して待っているのに、1回目はアッサリ終わってしまう。充分ジラした2回目にバーンといく。Glayの曲(まともには知らないのだが)などにもよくこの手法があるので、最近の流行りなのかもしれない。個人的には1回目からいってほしいのだが。
この曲は小さなイントロがあって、ほとんど歌と同時に始まるといえるが、このアレンジはBeatles風で好きだ。
コード進行は、最初の出だしが「E」 「G#m7」 「A・B」 「E」という進行だ。それに対して、サビの部分は「G#7」でバーンとやっておいて、 「A・B」 「E」 「A・B」 「E」という感じ。続いて「G#7」 「A・B」 「E」 「A・B」 「E・C#m/B」 「A・B」 「C#m」 この「G#7」が良いのだ。出だしの2つ目のコードに「G#m7」が出ているからこそ、感動的に聴こえる。
ちなみに、1回目の静かめのアレンジの時だけサビの最後の「栄光の架橋へと」の部分が「A・B」 「A」となる。「A」に戻ってしまいちょっと「アレ?」となってしまい、盛り上がらせないアレンジだ。これ以降は最後が「A」ではなくちゃんと「C#m」となってその後にちょこっと「付属」がついて最終的には「E」へいってスッキリと盛り上がる。ニクいアレンジとも言えるが、やはり個人的には1回目から来てほしい。「付属」の部分も良いのだが、今回は省略。
2004年3月7日日曜日
さくら
森山直太朗 [ 森山直太朗/御徒町凧 ]
昨年大ヒットした曲で、日本人なら誰でもウルウル来やすい卒業をテーマにした曲だ。この曲の歌詞を聞いてつくづく思うのは、卒業と桜の相性の良さだ。桜の美しさは1年の中ではほんの一瞬だけ。季節限定の、それも卒業の季節限定の美しさだ。
卒業というのは、自分が一歩成長した証であり、喜ぶべき節目であると同時に、友達や先生、中学時代や高校時代、大学時代といった自分の中の一つの時代との別れでもあり、これから始まる新しいステップへの不安も感じさせ、分かりやすいながらも微妙な感情が入り乱れるものだ。私は幼稚園の卒園式ですら同様の気持ちを持っていたことを今、思い出した。
この複雑な感情は桜の見事な美しさ、はかなさ、散り行く様、そしてまた来年へという希望などとオーバーラップさせやすい。「また来年」と言えど、忙しくて会えないかもしれないし、死んでしまっているかもしれないし、少なくとも今までのように毎日会うことはない。来年のことなど誰にも分からず、はかない願いだ。
「泣くな友よ、今、惜別の時。飾らない笑顔で、さあ」などと言われると余計に泣けて来る。別れが悲しい、会えなくて寂しいという感情だけでなく、今まで楽しかったね、ありがとうという感謝の気持ち、それぞれの道を頑張ろうという勇気など、様々な感情が混ざっている。
これを書きながら、日本でも入学を秋にしたらという声も聞くが、やはり卒業は桜と一緒に、と思った。
曲はピアノの伴奏だけのシンプルな曲だ。曲の構成そのものもかなりシンプルだが、サビの後半の部分の、「さらば友よ、旅立ちの刻」のコード進行が「A」 「E」 「F#m」 「C#m」で、その後の「変わらない笑顔で」の部分が「D」 「AonC#」 「Bm7」 「Esus4」 「E」となっていて、ベースの下降が綺麗だ。(例によってキーは少し違うかもしれない)
歌はファルセットを多様しているが、メロディの途中や歌詞の単語の途中で切り替えているところを見ると、たんに高音が出ないからファルセットにしているだけだろう。何度もスイッチする時は少し違和感を感じるが、歌詞に浸っているからそれほど問題ではない。
この曲を初めて聴いた時は、「卒業&桜なんて大昔からあるテーマを、いかにもというクサい歌詞で大袈裟に歌っているなぁ」と批判的に思ったが、しかしどれだけクサくても、このテーマは日本人の気持ちをとらえやすいのだなと思った。大ヒットして、夏になっても秋になっても冬になってもテレビやラジオでかかっていることにも嫌気がしそうだが、春を感じるこの時期になると、いつの間にか口に出て来るところに日本人を感じる。
2004年2月29日日曜日
ソイトゲヨウ
拝郷メイコ [ 拝郷メイコ ]
bayfmの昼の番組でしょっちゅうかかるために覚えてしまった曲。
おそらく、優しく暖かい気分になって癒されるような雰囲気や、その中にも生きてゆくというメッセージ性も含まれる歌詞が評価される曲だろうと思う。
「君じゃないと死んじゃうなんて、まさかそんなはかない命じゃないよ」「でも君の隣ならばきっと一番可愛い私でいる」のような表現は、ありそうであまりないと思う。
「君でないなら死んでもいい」というものならよくあるだろう。 同じメロディの繰り返しで「夢をみよう」「恋をしよう」「汗をかいてちゃんと食べてうんと眠ろう」「ソイトゲヨウ」「いつの日か紛れもない愛を知ろう」とある。
なんとなくJohn Lennonとかぶる気もする。
「ソイトゲヨウ」はもちろん「添い遂げよう」の意味だ。
どうしてタイトルが片仮名なのだろう。答えは分からないが、カタカナで書くと、文章ではなく一つのキーワードのように感じられるなと思った。
普通に「添い遂げよう」と書くと何だか大袈裟な話しになってしまうが、もっと軽い感じにしたかったのではないか。重い内容でも軽く考えるところから始めなければ、考える機会すらなくなってしまう。
しかし、私が気にいったのは、実は歌詞ではない。歌詞も良いと思っているが、一番気に入ったのは声だ。そう言われても、多分、本人は喜ばないだろう。この曲と、拝郷メイコという名前と、作詞作曲が彼女だということ以外は何も知らないが、ソングライターでメッセージ性のある曲を書いているとなると、一番重要なのは曲であり、どれだけ伝わるかだろうと思う。声や容姿の二の次と考えているのではないだろうか。
声を気に入るというのは、もしかするとシンガーとしてではなく、たんに女性の声としてかもしれない。(アーティストとしては尚更嬉しくないだろう)
幼さの残る甘い声とでも表現するべきか、こういう声を出す女性には共通の骨格がある。声質の多くは骨格で決まるのだから当然だが。アゴが横に広がっているような感じで、口が比較的大きめ。横にキューッと広がる感じ。下膨れという意味ではない。(こう書いてもイメージ出来ないだろうし、訳が分からなくなるので詳しくは書かない)
とにかく、口やアゴが好みである可能性が高いということだ。
実は彼女の顔は見たことがない。調べれば見れるだろうが、イメージを大事にしておくことにする。
2004年2月4日水曜日
Jim & Janeの伝説
チェッカーズ [ 鶴久政治/藤井郁弥 ]
いきなりチェッカーズである。この曲はいつの時代の曲だろうか。1980年代なのは確かだと思うが定かではない。恐らく80年代後半だろう。久しぶりに思い出したこの曲、チェッカーズの中でもかなり好きな曲なのだ。「神様ヘルプ!」のようなおバカな曲より何倍も良い。
チェッカーズ自体にはそれほど思い入れがあるのではないが、かなり人気があったし、妹や弟が好きだったせいで、耳にする回数は多めだった。Beatlesっぽい戦略で売ろうろいう部分もあったのではないだろうか。当時、何度も「Beatlesみたいなやり方だな」と感じた覚えがある。
さて曲だが、好きな理由は、歌詞と曲の雰囲気が自分の中でマッチするからだと思う。日本語の歌詞の曲は、どうしても英語の曲よりも歌詞の比重が大きくなってしまう。
この曲の舞台は夜の道路で、バイクで飛ばしている。彼氏を事故で失った彼女を乗せて、彼氏を偲んでいる。だから楽しいドライブではない。
それでいながら他の車の赤いテールランプや対向車線のヘッドライト等が輝き、華やかなムードもある。悲しい場面に美しい風景。人の心は、たいてい複数の感情があると思う。1種類の感情だけということは稀だろう。特に相反するような感情が同時にあって、その複雑な気持ちを歌うような曲に魅力を感じる。
悲しい気持ちと嬉しい気持ちを歌う場合、大抵は悲しい歌詞に明るい曲調になるように思う。
この曲の場合もこれに似ていて、流れる車の輝きの風景と曲のイメージが合っているように感じるのだ。
走って行く車、走り抜ける事故現場といった次々に流れる風景は、時間の流れを強く意識させる。「動かない瞳が静かに濡れてゆくよ」という部分は、無情に過ぎて行く時間の流れの中で、彼氏と彼女の間の止まった時間を表わしていて、一方の時間は止まったまま、もう一方の時間も一緒に止めたいのだが、テールランプは次々に流れて行く風景。
この物語の中の「悲しみ」はとても分かりやすい悲しみだが、別に誰かが死んだりしなくても、誰にでも悲しみはある。その悲しみを振り切っていこうとするエネルギーを感じたい。爆音を轟かせながらバイクをぶっ飛ばす。若いエネルギーが一つの試練を越えようとする時の気持ちは誰にでも経験があり知っているはず。
悲しみ、流れ行く美しい夜の風景、若さ、越えて行く勇気。これらが分かりやすく伝わるのが魅力だ。
2003年10月27日月曜日
サザンクロスの聖夜
島田奈美 [ 船山基紀/吉元由美 ]
昨日、超久しぶりに聴いたことで、すっかり島田奈美づいてしまった。「そうそう、この曲、好きだったんだ~」という感じだ。
第2弾は同じ2ndの3曲目のこの曲だ。アップテンポの曲の代表例のような曲で、元気が良くてノリがいい。
リズムはジャングル・ビートではないのだが、それっぽい雰囲気がある。とにかく「明るくノリ良く元気良く」という感じだ。ビッグなドラムサウンドがあれば、それだけで決まりだろう。
例によってキーが分からないが、多分プラスマイナス半音程度の誤差だろう。
イントロはまずベースから入る。「D音」をメインにしているが、ハネ気味のリズムやフレーズで早くもノリを全面に出している。
続いて登場するゴージャスな音のキーボード。ブラス系の音だろうが、歯切れが良く気持ちいい。コードを主体にサビと同じメロディを弾いている。
コード進行は「G」 「Gm」 「F#m7」 「Bm7」といった感じ。前に何かの曲でメジャー→マイナーの進行に弱いと言った覚えがあるが、イキナリここで出て来ている。パッと聴くと気づかないが、この進行が実にカッコいい。
コード進行的には「D」 「F#m」 「Am7」 「B7」 「Em・A7」 「F#m7・Bm7」 「Em7」 「A7」という感じだ。個人的には「Em」でなく「G」を使いたいところだ。
この進行の中では、3番目の「Am7」が抜群にカッコいい。これを強調するためか、2度目の繰り返しではグロッケンのような音で「F#m」のコードトーンを下って来るのだが、「ド#ラファ#ド#ド」というように、最後が半音階になるようにしてある。これで「Am7」が強調される。「Am7」がカッコいいというのは、この「ド」の音の使い方につきるからだ。
同様のカッコ良さはサビの最後にも出て来る。「Bm」を連発し「B音」を連発しておきながら、最後の最後で「Gm」で登場し「B♭音」が出て来る。そして「C」で締めるから次が最初に戻って「Dm」になっても繰り返しで「D」になっても大丈夫になる。調に対する辻褄合わせかもしれないが、それがカッコ良い聴きどころとするところが凄い。
2003年10月24日金曜日
雪の招待状
島田奈美 [ いけたけし/芹沢類 ]
島田奈美は80年代後半のアイドルだが、大物にならずに芸能界から身を引いた。詳しくは知らない。
なぜ島田奈美を知っているのかというと、私が高校時代、同級生のある女の子からレコードをプレゼントされたからなのだ。しかし、その彼女とはつき合ったわけでもなく、プレゼントにどういう意味があったのかもよく分からないままになっている。
しかしもらった以上、聴かない訳にもいかず、あまりアイドルに興味がなかった私としては島田奈美は珍しい存在となっている。
で、その彼女と島田奈美は、容姿的にどこかオーバーラップする部分があって、清楚でかわいらしい雰囲気も良い印象になって、今思えばなぜ声をかけなかったのだろうと後悔する(笑)。私のタヌキ顔好きはひょっとするとここから来ているのかもしれない。
アップテンポの曲が多いことからも気に入って、一時期は積極的に聴いたものだ。当然、何曲かは気に入ったものもあり、今回、それを紹介することにした。
当時以来、15年ぶりくらいに引っぱり出して聴いたのだが、記憶が蘇りとても懐かしく、また予想以上に覚えていて驚いた。聴く前にピアノでこんな曲があったなと弾いてみたのだが、結構近い線で弾けた。その曲が今回の「雪の招待状」だ。2ndアルバムの1曲目だ。
まずオープニングだが、ディズニーっぽい壮大なパートと同じ繰り返しのピアノのフレーズが、寒い冬の中の暖かな心を連想させて、ムードがあって良い。
ドラムが入るとすぐに最初のヴァースだ。ほとんど4分打ちのピアノだけというシンプルなパート。Beatles好きの人間にはキーボードの4分打ちはどうしても心惹かれるものがある。コードは「Dm」 「C」 「B♭」 「A7」で、3度の音にあたる部分が上下に変化するパターン。Bon Joviの『Runnaway』を思い出した。
サビになると突然メジャーに変わる。マイナーの部分は神秘的な冬のイメージ。「静かすぎる夜、誰か窓の外で私の名前を呼んでいる気がしたの」という歌詞が良い。「気がした」ということで、実際にどうであったかではなく、心理状態を表現しているわけだ。断言する歌詞よりも、結局どうなのか分からない、どちらにでも解釈出来るというような幅のある歌詞が好きだ。
そしてサビは心を開放している部分。コードトーンを多く使った音程差のあるメロディが良い。
2003年10月2日木曜日
青い珊瑚礁
松田聖子 [ 小田裕一郎/三浦徳子 ]
この曲が流行っていた頃、私は小学生だった。大人気だった松田聖子だったが、私はそれほど興味はなかったが、テレビ等での露出が多いため嫌でも耳にしている上、小学校の運動会のダンスの曲に使われたので良く覚えている。ちなみに前年は『花笠音頭』だったため、この曲がとてもよく感じられた。(何度も練習させられたということは、何度も聴いたということ)
まさに青い空に白い雲、広々ときらめく海が似合う、夏にピッタリで開放的な気分になれそうな曲だ。伸びやかで晴れやかなボーカルも良い。
しかしそれ以上に曲が好きだ。特に好きなのはサビではなくヴァースの方だ。「あなたと逢うたびに~」という部分だ。
コード進行で言うと、キーが「A」として、「A」 「C#m7」 「Bm7」 「G」 「Bm」 「E7」という出だし。そしてほとんど繰り返しの「A」 「C#m7」 「Bm7」と進み、「E」で締める。
この直後が素晴らしいのだ。ジャーンと一瞬の「E♭」を挟んで、「D」「EonD」 「C#m7」 「F#m7」 「Bm7」 「Dm7」 「E7」といく。しかもリズムが半分になり、嫌でも注目するようになっている。
このうちの「EonD」と「Dm7」が最高だ。前者はベース音がそのままなのが最高だし、後者はこの小節だけ転調したかのように「F#音」ではなく「F音」に落ちる。このように私はメジャー→マイナーを思わせる(BmをDとすれば)進行に弱いのだ。
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