2003年10月27日月曜日

サザンクロスの聖夜

島田奈美 [ 船山基紀/吉元由美 ]

昨日、超久しぶりに聴いたことで、すっかり島田奈美づいてしまった。「そうそう、この曲、好きだったんだ~」という感じだ。
第2弾は同じ2ndの3曲目のこの曲だ。アップテンポの曲の代表例のような曲で、元気が良くてノリがいい。

リズムはジャングル・ビートではないのだが、それっぽい雰囲気がある。とにかく「明るくノリ良く元気良く」という感じだ。ビッグなドラムサウンドがあれば、それだけで決まりだろう。

例によってキーが分からないが、多分プラスマイナス半音程度の誤差だろう。
イントロはまずベースから入る。「D音」をメインにしているが、ハネ気味のリズムやフレーズで早くもノリを全面に出している。
続いて登場するゴージャスな音のキーボード。ブラス系の音だろうが、歯切れが良く気持ちいい。コードを主体にサビと同じメロディを弾いている。
コード進行は「G」 「Gm」 「F#m7」 「Bm7」といった感じ。前に何かの曲でメジャー→マイナーの進行に弱いと言った覚えがあるが、イキナリここで出て来ている。パッと聴くと気づかないが、この進行が実にカッコいい。

コード進行的には「D」 「F#m」 「Am7」 「B7」 「Em・A7」 「F#m7・Bm7」 「Em7」 「A7」という感じだ。個人的には「Em」でなく「G」を使いたいところだ。
この進行の中では、3番目の「Am7」が抜群にカッコいい。これを強調するためか、2度目の繰り返しではグロッケンのような音で「F#m」のコードトーンを下って来るのだが、「ド#ラファ#ド#ド」というように、最後が半音階になるようにしてある。これで「Am7」が強調される。「Am7」がカッコいいというのは、この「ド」の音の使い方につきるからだ。

同様のカッコ良さはサビの最後にも出て来る。「Bm」を連発し「B音」を連発しておきながら、最後の最後で「Gm」で登場し「B♭音」が出て来る。そして「C」で締めるから次が最初に戻って「Dm」になっても繰り返しで「D」になっても大丈夫になる。調に対する辻褄合わせかもしれないが、それがカッコ良い聴きどころとするところが凄い。

サビの歌詞の出だしが「台風台風」と書いて「ウィリーウィリー」とルビがふってある。これは何語だろう?サザンクロスが見える場所だからオーストラリアや南太平洋の言葉なのだろうかと思っていたら、アボリジニの言葉らしい。

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