2018年4月21日土曜日

Sing To The Music

島田奈美 [ 杉山洋介/島田奈央子/三雲孝江 ]

この人の声が好き。清純派アイドルと言われていたが、まさにそんな感じ。
シンプルな曲だが、随所にプロっぽい装飾が施されているなという感じの曲。早速見ていこう。

実は、この曲を聴いた大昔の記憶だけを頼りに、ギターでこんな感じかなとコードをつけてみたのだが、後で実際に曲を聴いて確認すると全然違う!しかも、やはり原曲の方が良い。それで「プロっぽいな」と思ったわけだが、その辺りの比較も合わせてチェックしてみる。

まずはいきなりのサビから。「G」「Bm」「C」「Cm/D」「G」「Bm」「C」「Cm/D」「C」「Cm」「G」となる。ポイントは「Cm/D」だ。私が曲を聴く前に考えた進行は「Am/D」だった。「Am」でも変ではないが、聴き比べれば明らかに「Cm」の方がカッコ良い。
続いてAパート。私が考えたのは、前半は「C/D」「C/D」「G」「Em」だが、実際は「C」「D」「G」「Em」だ。確かに「C/D」を繰り返すのはカッコ悪いなと後から思った。
後半は「C/B」「Em/A」「C/D」「G」。私が考えたのも同じ。ここでのミソは「A」だ。

この後、繰り返しが何回かあった後、間奏になる。この間奏がなかなか。転調して気分を変える。「E♭」「F」「B♭」「B♭」「E♭/F」「Gm」「E♭/F」「G」というもの。
転調+オシャレな雰囲気のキーボードソロでとてもカッコ良い。そして「E♭/F」の上昇する進行で盛り上げつつ、元の調に戻す方向へ持っていくのがさすがプロと思わせる。1回目はキー通り「Gm」が来るようにしておいて、2回目に「G」で元に戻る。しかもちゃんと印象的になるようギターのフレーズを考えてある。

このあともう一つのパートがある。「I feel so~」の部分。一応そこも書いておくと「Em」「Bm」「C」「G」「A」「D」となる。「A」の部分からリズム・インして盛り上げる。
その後サビの繰り返しになるが、コーラスをバックに高音フェイクするようなヴォーカルがあると最高にカッコ良かったと思う。難しいけどね。

歌詞だが、一人ぼっちになってしまった主人公が街を出て羽ばたいて行くような内容だ。このアルバム自体にそういう感じも受けるが(クリスマスの少女の話しあたり)、どうしてこういう内容になっているのかは少し気になるところ。

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