2018年5月21日月曜日

Another Day

Dream Theater [ J.Labrie/K.Moore/J.Petrucci/J.Myung/M.Portnoy ]

プログレシヴ・メタル・バンド・Dream Theater の必殺のバラード。発表当時は「らしくない」と思ったものだが、慣れた現在でもとっても「らしい曲だな」と思う。
一聴して「シンプルな曲だな」と感じるが、実はとんでもない。そっくりコピーするのはほとんど不可能に近いくらい全パートとも複雑で難しい。それなのに、それを感じさせないということは「名曲」ということだろう。

まずイントロはピアノとその後のギターのメロディが印象的だが、「G#m9/onF#」「onE/onC#・F#11」の繰り返し。これは難しそうに見えるが、「シラ#ファ#」のメロディと降りていくベースと考えれば難しくない。9thにする必要もないかもしれない。ギターの部分は「G#m/D#monF#」「EM7/C#m7・F#」「G#m/D#monF#」「C#m/Eadd9」。
歌の部分は「G#m/EonG#」「G#m/F#sus4・F#」「E/B」「A/F#sus4・F#」で2回目は最後が「A/EonG#」となる。次のパートは「C#m9/B11onD#」「E/B11」「C#m9/B11onD#」「E/F#11」。

長くなるので、少し飛ばしてサビ前のストリングスの部分(繰り返しのボーカルも)が「B」「BonA」「BonG#」「F#11/E」となって、イキナリ転調し、「G」「C」「DonF#」「Em/Em9onD」「C」「Bsus4/B」「E」「F#」となる。比較的に解りやすくしてメリハリをつけている。
アウトロでイントロと同じ進行でサックス・ソロになっている。緊迫感のある曲調だからか、毛色の違う音になぜかホッとさせられる。

難しいのはコード進行や曲の展開だけではなく、ギターもメロディあり、ひねってある結構大変なアルペジオあり、かなりの早弾きのソロありで難易度は高い。
ベースも緩急織りまぜて大変だが、何といってもドラムだ。さすがは Mark Portnoy だが、例えば2拍目から3拍目にかけてのシンコペーションとか、8分のシンバルに対し、足で3連符を打つようなパターン。手数も多いし、ノリを出しながらこのレベルはまず無理と言っていいくらいに難しい。

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