1999年3月4日木曜日

Love Is All Music

華原朋美 [ 小室哲哉 ]

「日本のMariah Carey」とも呼ばれたらしいが、ちょっと比較するのは無理があるように思う。全般に音程が不安定でシャープ気味になっているのが気になってしまう。Mariahのような音域やダイナミクスは期待出来ないし、エモーションも比較出来ない。 しかし、ここでは文句を言いたいのではない。気に入っているからこその選曲だ。

華原の人気の第一の理由だが、何といっても顔や雰囲気がかわいらしい。これだけで音程の問題など許してしまうのだから男なんてバカな生き物だ。「ホッとした瞬間、シュンとした瞬間」という歌い出しがかわいい。一度テレビで歌っているのを見ただけだが、彼女は微笑みを浮かべながら歌っていた。それだけで説得力が増す。やはり男なんて・・・。

サビを伴奏する際、「A音」を強調する(トップにする等)となかなかキレイだ。「F」「Am」「B♭」「F」のうち、「B♭」を「メジャー7」扱いにするわけだ。原曲がどうなっているかわからないが、その方が好きだ。

途中の「夜明け頃」の部分はあまり好きではない。具体的すぎるからだ。英語の曲の場合、あまり細かな設定をしていないものが多い。そのため、もちろん具体性は落ちるが、聴く人によってどのような状況にも合い、考えさせられ、感動を呼ぶ場合が多いように思う。具体性が強ければ強いほど限定されてしまい、まるで人ごとのようになってしまう気がするのだが・・・。

比較的たんたんとした曲だが、最後の部分のサビの繰り返しで、イキナリ半音上がる部分がある。そして、それまでは「Love is~」と歌っていたところを「愛がすべての~」に変わる。ここの部分が最高にエモーショナルで強いメッセージ性を感じる。そして女性ならではの母性というか、圧倒的な包容力を感じさせることが出来れば、もう他はどうでもいいくらいに最高だ。

以前、日本語の曲ばかりでバンドを組んでライブをやりたいと思った時期があって、その際にはこの曲をやってみたいと思ったものだ。もちろん女性ボーカルで、この「愛がすべての~」をいかに歌うかがすべてだと思った。

1 件のコメント:

  1. 昔、是非この曲を歌ってほしい人がいた・・・

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