2004年12月10日金曜日

Psycho Holiday

PANTERA [ PANTERA ]

Dimebag Darrellが殺された。ライブ中に銃を乱射したらしい。Phil Anselmoとの仲が原因なのか、詳しいことは何も分からない。殺されたのは2日前の12月8日。John Lennonが殺された日と同じだ。
とにかく衝撃と悲しみだけ。今でも信じられない。殺してどうする。どんな理由にせよ、殺しても何も始まらない。犯人を捕まえて刑務所に放り込めという次元ではないと思う。 ここは曲の話しをする場であって事件についてとやかく言う場ではないのだけれど、憤りを感じずにはいられない。
せめてDimeのプレイの話しをしよう。

この曲もギターが実にカッコいい。ボーカルは好みでないのだが、ギターを聴いているだけで最高だ。キレ味が良くてヘヴィでサウンドも最高。私にとってはギターこそがリードボーカルのようなものだ。

最初はボーカル抜きで曲を作ったのがよく分かる。
2番目のパートでギターが音を伸ばしながらゆっくりとワウを踏んでいくパートがある。切れ味の良いパートが多い中にこのように伸ばす音があるのもカッコいい上に、ワイルド感のあるワウだ。センスも最高。
本来ならここにややメロディックなボーカルが乗るのではないだろうかと思う。「起承転結」の「転」のパートだと思う。

ギターソロ。リフを刻む音とはまったく別の音で初めて聴いた時は驚いた。激烈なバンドのイメージだが、ソロだけ聴けばハードロック・バンドのようだ。
テクニカルな早弾きのオンパレードだ。左手の人指し指を出来るだけ動かさずにロスを少なく滑らかなフィンガリングをする戦法だ。ワイルドなイメージが前面に出ているが、とても滑らかで物凄いテクニシャンだ。
Van Halenバリに、ソロの後ろでバッキングギターがないのが生々しくて嬉しい。

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