2018年3月2日金曜日

Wind Of Change

Scorpions [ Klaus Meine ]

Scorpions の代表曲。まさに時代が変わった瞬間を歌ったパワー・バラード。ソビエト連峰が終わり、ベルリンの壁が崩壊し、冷戦が終結した。TVのニュースだけだが、それを目にした私たちには涙なくしては聞けない曲だ。
強烈な喜びと感動と熱気の中、曲はとても静か。Klaus が淡々と歌うところが心の底から喜びを表わしている感じがする。

I follow the Moskva
Down to Gorky Park
Listening to the wind of change

この3行目が泣かせる。

An August summer night
Soldiers passing by
Listening to the wind of change

Take me to the magic of the moment on a glory night
Where the children of tomorrow dream away in the wind of change

簡単な英語だから訳すまでもなく泣ける。

さて曲だが、ドイツのバンドはアメリカと違ってマイナー調の曲が日本に通じるところがある。マイナーの使い方だろう。
まず最初はシンプルに「C」「Dm」「C」「Dm/Am」「G」となる。 サビは「C/G」「Dm/G」「C/G」「Dm/G」「Am/F」「G7」。
展開するBメロは「Am」「G」「Am」「G」「C」「Dm」「E7」と来てギターソロへ入る構成。
ギターソロは「F/G」「Em/Am」の繰り返し。(2つ目が「Am」になったりはするが)

どれもシンプルなのに名曲に感じるのは、やはり曲の背景が成せる業か。
最初のサビからAメロに戻るちょっとしたつなぎのメロディというかコードで「D音」つまりコードで言と「C9」になっているところが印象的で好きだ。こういうちょっとしたところがメロディックなのもドイツのバンドならでは。
イントロとアウトロの口笛のところは、「F」「Dm」「F」「Dm」「Am」「Dm/Am」「G」だが、アウトロは最初の4小節で切れている。「to be continued」といった感じだ。

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