2018年3月3日土曜日

Love

John Lennon [ John Lennon ]

敬愛する John Lennon のラブ・ソング。ラブ・ソングというには生々しく恐ろしく素直というか素朴だ。超シンプルで淡々としている。

演奏もほとんどピアノだけでOKというくらいにシンプル。
イントロはピアノのフェードイン。「F#m」「C#7」「F#m」「D7」「G」「A7」「D」「F#m」「Em7」「A7」「D」というコード進行で、超シンプルなアルペジオでとても優しい音で弾いている。
歌が入っても同じ繰り返しで、Bメロだけちょっと変化がある。「F」「G」「D」「D」「Em7」「G」「D」「D」となって元に戻る。すぐに元に戻るところが「らしい」と思う。
歌が終わった瞬間に、再びフェードインする感じでイントロと同じピアノのアルペジオが聴こえて来る。
「愛」とは「かくもはかなく、しかし復活して繰り返される」という感じだ。

歌詞も恐ろしくシンプルで、「Love is real」「Real is love」のように「real」が「feeling」とか「wanting」とか「tuch」等に変わっていくだけ。それだけに、それぞれの単語に深い意味を求めてしまう。
唯一、ちょっと変わるBメロだけ歌詞もほんの少し変化を見せる。

Love is you
You and me
Love is Knowing
We can be

ここだけ他と違うパターンになっていて、「you」と「me」が出て来る。もちろん John と Yoko なのだろうが、「you」と「me」なので、誰と誰でも良い。「私」と「私の愛する者」でももちろん良いが、それだけではなく、相手が「家族」「友人」等はもちろん、「気に入らない奴」「嫌いな奴」「憎い奴」「異教徒」「侵略者」のような相容れない相手でも通じることに気づかされる。シンプルすぎて実に奥が深い。

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