2018年5月26日土曜日

Heart Of Stone

Europe [ Joey Tempest ]

比較的地味目な曲だが、隠れた名曲と呼びたい。イントロや出だしが地味なので目立たないのだろうが、個人的に大好きな曲だ。

イントロは「D」と「Em」のリフで、ボーカルが入る直前にギターとベースが合わせる。コードをつければ「Am・G/D・E」といったところ。ボーカルが入っても、時折「C」が出て来るだけで、平凡に進む。

サビで一転し、ブ厚い3声のハーモニーになる。ライブでも3声でやっているのがさすが。Europe のライブ・ビデオか何かで練習しているシーンがあった。
コード進行は「C/D」「G/Em」「C/D」「Em」「C/D」「G/Em」「Bm」「C」。この曲は基本的にはこれだけ。

地味目の曲ながら、ソロがキラリと光る優れもの。まずコード進行を押さえておこう。
「Em」「G/Am」を4回繰り返し、4回目の最後だけ「Am/Bm」となる。ソロ後半はサビのコード進行と同じ。

ソロの出だしは、ハイポジションでの1音半チョーキングでスタート。その後のアルペジオのようなフレーズがなかなか。「シレファ#」「ラソ#ファ#レラソ#」という計3拍分の3連符だ。「Em」の5thの音から7、9、11、13とテンションの風味だ。続いてハイポジションでのコード・カッティングと決めのチョーキング、更にペンタトニックの早弾きで前半が終わる。この最後の早弾きは John Norum がよくやるプリング・オフを多用したものだ。4音が1パターンとなっている、キッチリした32分音符のフレーズ。
後半はメロディアスで最も好きな部分。後半3小節目の下降するメロディと1音置きに固定した音(このソロでは「ソ」)のフレーズが良い。これをもう一度繰り返し、最後はまた手グセのようなペンタトニックのプリング多用早弾きで締め。何度も弾きたくなってしまうソロだ。

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