2018年10月2日火曜日

やってみよう

WANIMA [ Traditional/篠原誠 ]

auの三太郎シリーズで使用され、話題になったWANIMAの曲。ロック・アレンジのカバー・バージョンで、原曲はもちろん「ピクニック」。「丘を超え行こうよ 口笛吹きつつ」という小学校でも習ったアレだ。これを歌詞だけ新しくしてヘビヴィなロック・アレンジにしている。

歌詞を見ると、ひたすらポジティブに、文字通り「やってみよう」とうながす内容だ。これだけ勢いのあるバンドに歌われると、嫌でも元気が出る。よく言われるような内容のオンパレードだが、啓発本を読んだ後のように、つい「そうだな、頑張ろうかな」という気にさせられる。

コード進行をチェックしておこう。イントロは「C・C#dim」「Dm」「F・G」で、ヴォーカルが入ってからは、「C」「F」「G・G#dim」「Am」「F・G」「C(ベースがC音・B音・A音・G音と下がる)」「Dm・G7」「C」となる。
次のパートは「G」「Am」「F(ベースがF音・E音・D音・C音と下がる)」「G」で、「やったことないことも」からは「C」「F」「G・G#dim」「Am」「C・C#dim」「Dm・F(ベースがファーミレ)」「F・G」「C」という感じ。
何度かあるベースが下がる箇所は、ベースだけでなくギターも合わせている。

繰り返しの際は「F」が「FM7」になっていたり、「C(ベースがC音・B音・A音・G音と下がる)」のところが「Em・Am」にと少しアレンジが変わるが、だいたい同じ繰り返しだ。

原曲の「ピクニック」は「C」と「F」と「G」の3コードだけで出来ている曲だと思うが、基本的には大きくは変えず、しかし「C」の時に代理コードの「Am」を使ったり、ベースを中心に下降ラインを弾いたり、半音階で上がったり(C音→C#音→D音のように)と、工夫を凝らしていて面白い。
ヘヴィメタルのようなキレの良い重低音サウンドなので、ベースのラインは非常に印象的だ。もう一つメタルっぽいのは、「初心者なんだから」の部分のように2拍3連でバチッと合わせた瞬間に休符となり、ヴォーカルのみ「なんだから」が残るようなアレンジだ。重低音サウンドでバチッと合わせるととても気持ち良い上に、直後に休符を際立たせる。古くは80年代のスラッシュ・メタル・バンドのMetallicaやAnthrax、PANTERA等が得意にしていたようなシンクロぶりだ。とてもカッコいい。

元気と勢いだけが取り柄のような雰囲気だが、その中でこういう風にバンドで合わせるのは、冷静さも併せ持たなければならず、意外に難しい。迫力あるドライヴ・サウンドでの休符もまた難しいもので、休符で雑音が入ってしまうことはよくある。そういう裏事情(?)をまったく感じさせず、ひたすら元気と勢いに任せる雰囲気を作っているのは、ひとえに実力があるという表われだ。

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