2003年9月22日月曜日

青 春

岩崎良美 [ 芹澤廣明/康珍化 ]

風が踊る グランドベンチの隅
誰かがほら 忘れていったわ ユニフォーム
汗にまみれ あちこち破れかけて
手にとると 涙が出た

ねえ 音もたてずすぎてく青春には
さよならがいっぱい
ねえ 楽しい日々 お願いこのまま
STAY STAY STAY
時よ動かないで
私はまだあなたに好きですって
打ち明けてさえ いないの

くぅ、泣けるねぇ~。
アニメ『タッチ』のエンディング・テーマの曲で、確か選抜甲子園の入場行進曲にもなったはず。
全然せつなくもないのに、高校時代を思い出してせつない気分になるのが不思議。勝手に「ドラマチックでせつない青春」をイメージしてるんでしょうね。

いきなりなぜこの曲かというと、ケーブルテレビの子供チャンネルで再放送しているのを偶然見つけ、しばし見入ってしまったからであった。

私は基本的に曲から入るのですが、この曲の良さは歌詞ですよね。
アニメと連動してか、高校野球のイメージの曲で、途中からは青春賛歌となる。「音もたてずすぎてく」あたりは、誰もが「うんうん」とうなづきながら涙をこらえるところ。私にもそんなクサいフィーリングが今も残ってるんですね~。

曲的には。歌の出だしの静かな部分のバックでリズムを刻んでいるギターがなかなか印象的。Policeあたりに出て来そうなアレンジと言えるでしょうか。
「ねえ」からは一気に音程が上がって盛り上がる。開放的なメロディだからこそ、青春を回顧するイメージと重なる。素晴らしい!サビなどにイキナリ英語を使う歌詞が横行していますが、この曲の場合は英語というまでもないレベルのせいか、かえって分かりやすすぎてジーンと来るなぁ。

最後の2行はなくても雰囲気は伝わると思うのだが、これに変わる素晴らしい詞が思いつかないので、良しとしよう。

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