2003年9月25日木曜日

ザ・ウルトラマン

ささきいさお [ 宮内國郎/阿久悠 ]

「帰ってきたウルトラマン」に続いて、今度は「ザ・ウルトラマン」だ。「ザ・ウルトラマン」は、何とウルトラマン史上唯一のアニメ作品であり、見た目も結構違う。しかしウルトラマンには変わりなく、カラータイマーもあるし、バルタン星人も出て来る。TV放映当時も見ていたが、他のシリーズと比べると思い入れは随分低い。アニメになじめなかったからだ。

この曲は「宇宙戦艦ヤマト」等でお馴染みのささきいさおが歌っている。ウルトラマンシリーズでは唯一ではないだろうか。とても力強い低音が迫力がある。本当に、ささきいさおの歌は男の子の子供番組には欠かず、極めて重要な存在だ。
重要さを裏付ける個人的な話しがあるのだが、私がバンド活動をしていた10年以上前のこと、オリジナル曲を作曲した。作曲は、たいていは頭の中に何となく浮かんでくるメロディを元に作るのだが、その曲のメロディはどこかで聞いたこがある気がした。しかしどうしても思い出せない。ところが2~3日前、子供に買い与えたCDの中の「ザ・ウルトラマン」の主題歌を聞いて「これだ!」と思い出した次第だ。

思い出せないはずだ。作曲した時点ですでに10年以上経過している上に、ハードロックの曲をイメージしているのだから、まさか子供の頃に聞いたアニメの主題歌だとは思いもしなかった。
幸いにして、この曲が元ネタになっている曲は未完成のままで、他で使われることはなかったのだが、もし完成して他者に聞かせ、その人が気付いたりしたら、とても恥ずかしかっただろう。
この曲に出て来るお気に入りのパターンは、キーが「C」だった場合の「E」の扱い方だ。歌詞で言えば「光か、はやてか、音か」の部分だ。この音の使い方はドラマチックに盛り上げるのにピッタリだ。特に「E」の3度の音が「C」の5度から半音上がる音に当たるところがミソ(シャレではない)なのではないかと思う。つまり「ドミソ」→「シミソ#」だ。

実はこれと同じパターンがウルトラマンシリーズでもう1曲あることが判明している。(それは明日に)

しかし、記憶とは恐ろしいものだ。

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