レベッカ [ 土橋安騎夫/NOKKO ]
レベッカ第3弾だ。夏の夕暮れのような雰囲気のムードのある曲。たんたんとしているところに美しさがある。「Cotton Time」とは、歌詞にもあるように「優しい時間」ということだろう。大好きな曲なので久しぶりにCDに合わせてギターを弾いてみたが、私のようなヘヴィ・サウンドではまるで雰囲気が出ない。軽やかで哀愁を漂わせながら弾かなければいけない。私には無理だ。
そのギターだが、かなりアレンジされていて、自由度は低いものの完成度は最高だ。とても面白い。
イントロは低い開放弦の「E音」を基に5弦を下っていくシンプルなものだが、その後の「Esus4」のジャーンとやるところが気持ち良い。
ボーカルが出て来てからはレゲエのように裏拍を強調したコード弾きだが、これは恐らくキーボードだろう。自己主張をせずにたんたんと弾いている。コードは「E」と「Bm7」だが、次の展開のところがなかなか。「A」 「A7」 「F#m」 「B」という感じ。
最高なのはこの次のサビのところだ。5弦で開放+メロデイになっていて、これはイントロと似たアプローチだ。しかしイントロは4音を下降するだけの繰り返しだったのに対し、こちらはメロディになっている。半音チョーキングが出て来たり、4弦で小さなプリングが出て来たり、とにかくムードがある。正確なリズムでたんたんと弾きつつ、チョーキングやプリングのところは粘っこく弾くと雰囲気が出る。ヘヴィ派の人ならピッキングハーモニクスを絡ませたくなるところ。
ソロはかなりシンプルだがその直前のギター、ベース、キーボードの合わせるプレイがプログレチック。バチッと決めないとカッコ悪くなってしまう。キーボードはピアノの音だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿