2003年10月19日日曜日

Is't She Lovely

Stevie Wonder [ S.Wonder ]

実はこの曲には思い出がある。あまり詳しくは話さないが、10年以上も前の話しだが、都内のとあるスタジオ(新宿区内で寺の隣りにあった)で、私が初めてギターで弾かされた曲なのだ。インストとして録音して、イベントか何かで使うためのものだった。少しだけくずしてメロディを弾くだけの簡単な仕事だったが、とても緊張してガチガチだった。
その時点で、恥ずかしながらこの曲のオリジナルを知らず、Stevieの曲だとも知らなかった。リズムが良くて、ベースと合わせるところが印象的だなというくらいしか記憶に残らなかった。
しかし、その後に何度も頭の中に出て来てとても気になる曲になった。誰の曲かが判明するのはそれから数年後だった。邦題が『可愛いイーシャ(アイシャ)』となっているのも曲が発見出来なかった理由だ。

それにしてもStevieの曲はどれもリズムが最高だ。Beatles等の白人のバンドにはなかなかないものだ。表面的には8ビートでも、ノリは16になっていたりするものも多い。

それでいてとてもメロディアスで適度にポップだ。ボーカルはハイトーンなのに太い声で、歌い回しも上手い。さすが黒人の王という感じだ。

この曲もリズムが最高で、ドラムとベースだけあれば満足出来てしまう。

ハーモニカ(ブルースハープ)のソロも最高だ。伸びやかな部分、感情豊かなフレーズ、エンディングもずっと聴いていたい気分になる。

ハーモニカは私が挑戦したいくつかの楽器のうち、最も下手クソな楽器だ。小学校の音楽にも出て来た身近な楽器の割に「こう演奏したい」と思うものにまるで届かない。この曲のようなフレーズがさらっと出来たら最高だろうなと思う。思うように音をシャープさせるベンディングやヴィブラートが難しい。キレイにベンドが決まっているものがとてもカッコ良く聴こえる。

0 件のコメント:

コメントを投稿