2003年10月8日水曜日

You Shook Me All Night Long

AC/DC [ A.Young/M.Young/B.Johnson ]

2001年のAC/DCの来日公演での1曲目。この曲が好きなので「演ってくれるといいな~」と思っていたら、イキナリ。イントロを聴いただけで全身鳥肌。そして短いイントロから続いて、一つの塊のような演奏が始まる。会場が波打っている。早くもぶっとばされそうな勢いだ。あれから何年もたった今でも、この曲のイントロを聴くだけで血が騒ぐ。

この曲のようなイントロは「何が始まるんだろう」「来るぞ来るぞ」と思わせワクワクする。曲がイントロとは全然違うもので、だからといって無意味なものではない。

イントロに続いて、バンド全員が入っての本編。休符の多いシンプルな曲だが、ここで最高なのはドラムだ。これまたシンプルこの上ない単純な8ビートを刻んでいるにすぎないのだが、とにかく最高。ハイハットが良いのだろうか。

サビに入る。ギターはアクセントの部分以外は何とアルペジオになる。これがポップ感を高め、キャッチーなサビとなる。パワーコードだけのパートの後に分かりやすいアルペジオが来るだけで随分コントラストがハッキリするものだ。このギャップがこの曲の醍醐味の一つだと思う。私はこのアルペジオもその前のパワーコードの部分も最高に好きで、聴けば必ず弾きたくなってしまう。

ギターソロは、そのバックのリズムギターが素晴らしい。基本的にはここまでのパターンなのだが、リズムが全然違う。リズムの裏をとっており、また別のパートになった感じで変化があり楽しい。ソロを弾くより、ベースやドラムと顔を見合わせて弾いている方が楽しいかもしれない。やはりこの曲はパワフルに楽しくやらなければ台無しだ。
8ビートのリズムに合わせ、Chuck Berryバリのダック・ウォークするAngusが目に浮かぶようだ。

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