2003年11月10日月曜日

チャンス紅陵

拓大紅陵吹奏楽部 [ M.Fukita ]

千葉県高校野球の強豪・拓大紅陵の応援曲。かつて野球王国と呼ばれた千葉県もここ数年は関東大会では苦戦続き。春の選抜甲子園出場がかかる秋の関東大会では低迷が続いていた。そんな中、先日行われた今年の大会では拓大紅陵が快進撃を見せ、堂々の関東第2位に輝いた。関東からは4~5校が甲子園に選ばれるので、千葉県勢5年ぶりの出場は間違いなし。来年は寂しい春にならなくて済む!

さて、この曲は数ある応援曲の中でも私のお気に入りの一曲だ。高校野球の応援曲というと、「ポパイのテーマ」や「狙いうち」「サウスポー」等がお馴染みだが、拓大紅陵の場合は全曲オリジナル曲だ。最近では他校が真似をしているのも耳にする。

オリジナル曲を作ってまで応援するほどだから、当然、吹奏楽部をはじめとする応援にも力が入っている。反対側のスタンド聴いていると、明らかに他の高校とは違うハイレベルの演奏が聴けて、これもまた高校野球応援の楽しみの一つだ。是非ともスタンドで生で聴いてほしい。

応援曲の入ったCDがあるそうだが、私の弾くピアノは球場で聴いて覚えたものだ。正確さは要求しないでほしい。当然、キーが違うだろうし、細かなメロディも違うだろう。

まず出だしが良い。コードトーンを順番に上がっていくだけのシンプルこの上ないフレーズだが、野球の応援に複雑なものは必要ない。気分が盛り上がればそれで良い。球場で聴くと、同じ繰り返しだけの重低音が最高にカッコいい。メロディが上昇し、それに合わせて気分も高揚するのに、バスだけは変化しない。クールだ。
メインの部分も何てことはないフレーズだが、野球にピッタリだ。

今度高校野球を球場やテレビで見る機会があったら、プレーそのものだけではなく、是非とも吹奏楽部の活躍にも注目してほしい。

1 件のコメント:

  1. 現在、ピアノが聴けなくなっています。すみません。

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