2003年12月8日月曜日

Starting Over

John Lennon [ J.Lennon ]

なんと23回目にもなるJohnの命日だ。まだBeatlesを知って間もない頃は、この季節にラジオ等でBeatles関連の番組が沢山かかり嬉しかったものだ。あの頃は「Johnの3回目の命日です」というような紹介だったのに、いつの間にか、もう23回目だ。月日が経つのは本当に早い。
この日だけはJohnの曲を聴いて、色々思いにふけりたい。様々な彼のメッセージを思い出すだけでなく、自分自身の昔のピュアな心を思い出す日でもある。夢中でラジオを聴きあさっていた時代の気持ちを忘れないでいたい。

さて曲だが、鐘のような音に続くイントロはギターでコードをジャラ~ンと弾き、ボーカルと同時に曲が始まる。イキナリ歌から入るパターンはメロディを印象づけるのに有効だし、そういえばBeatlesの曲にもよくあった。

ざっとコードを拾ってみると、「A」「Aang」「A6」という風に「A」の5度の音が上がったり下がったりするだけだが、このパターン、結構Johnは得意としている。
次のパートはイントロとちょっと似ているが、「A」「Aaug」「Bm」「E」「Bm」「E」「C#m」「F#」「Bm」「E」という感じで続き、特に「F#」がドラマチックだ。
中間部は「G」「Am」「D7」「G」「Em」「Am」「D7」「G」「E」となって元に戻る。
全体としてはBeatlesの香りも漂う、60年代風の曲だと思う。

リズムはシャッフルだ。新しく始まった80年代について「再出発」を歌っているのだが、この直後に暗殺されてしまうため、まるで「天国への再出発」のような気持ちで聴いてしまいがちだが、この軽快なリズムは「くよくよ考えるな」と言っているように思える。「新しい誓いを立てて、元気を出していこうじゃないか」というメッセージかもしれない。

「Why don't we take off alone」からの部分がとても好きだ。ポジティヴな雰囲気が更に強調されて元気が出て来るようだ。 

Johnがこれだけやる気を出していただけに、23年前のこの日がとても残念だ。

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