2004年1月12日月曜日

Money Honey

Elvis Presley [ J.Stone ]

ケーブルテレビのヒストリー・チャンネルで『ロック・ヒストリー』という番組が放送されている。毎週30分程度の番組なのだが、貴重な映像が見れたり、様々なアーティストが登場したりするので良い勉強になる。

その番組の本編の後に、10分程度のダイジェスト映像が流れるのだが、その一番手がこの曲なのだ。毎週聴いているせいか耳に残って仕方がない。2004年早々には番組は終了してしまい、現在は1980年代のMTVの話題なので、Presleyの時代とは全然違うのだが、80年代のポップ・ロックやラップを聴いた後にPresleyを聴くととてもカッコ良く聴こえる。私は80年代よりも、50年代や60年代の方が好みなのだろう。
ちなみに、そのダイジェスト映像はその後、Buddy Holly, Little Richard, Chuck Berry, Beatles, Stones, Bob Dylanと続く。なかなかオイシイ。

1950年代後期は、今から50年近くも前になるが、その映像での「Money Honey」はとてもクリアだ。音も映像も素晴らしく、Elvisの弾くアコースティックギターがとてもカッコいい。たんにコード弾きをしているだけなのだが、とてもシャープなのと、ボーカルのリズムとマッチしている。歌詞も無理矢理つめ込んだようなものではなく、音符に合っていて聴きやすくノリやすい。出だしは「You know, the landlord rang my front door bell. I let it ring for a long, long spell.」だが、「ユノザ、ラーン、ロー、ラン、マイ、(フ)ローン、ドー、ベー」のように、伸ばす音が目立っていて、とてもリズミックに聴こえるのだ。

単純な3コードの曲とバカにしてはいけない。やはり一時代を築いただけのことはある。サビの直前で演奏がブレイクした時のボーカル、つまり「And asked him to tell me whatユs on his mind.」の部分が最高にカッコいい。2箇所のシャックリ唱法が効果的で、続く「He said」が更にカッコ良く聴こえる。

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