2004年4月11日日曜日

Iron Man

Black Sabbath [ F.Iommi/J.Osbourne/W.Ward/T.Butler ]

最近、久しぶりにこの曲を聴いた。ライブだ。バスドラで入って来るイントロからして最高にカッコいい。これ以上ないというくらいにシンプルだが、とにかくカッコいい。

Ozzyはソロになった後もライブでこの曲を演っているが、 このバスドラのイントロはカットされるのがほとんどだ。しかしそのライブでは珍しくちゃんと演奏されていた。Brad Gillis在籍時の貴重なライブ・ビデオだ。彼はアーム奏法が得意なので、このイントロはピッタリなのだろう。
Randy Rhoadsはこのようなシンプルで雰囲気のあるBlack Sabbathは苦手なようで、同じダークな世界を表現するにしてももっと複雑なものを好む。そのためにBlack Sabbathの曲ではソロもテクニカルで奇抜なものが多く、いまいちフィットしていない。
Jake E. LeeやZakk Wyldeはアームのないギターなので、この手のフレーズは、出来ないことはないもののわざわざやるほどでもないのだろう。

というわけで、この曲のバスドラのイントロはライブでは貴重なのだ。

音的には、ギターで一番低いローEの音を1音半持ち上げておいて、ゆっくりとワーンと降ろすだけだ。開放弦でなければチョーキングでどうってことないものだが、開放弦なので、アームでなければペグを回す等、特殊なことをやらないといけない。チューニングも狂いやすくなるし、たいていのギタリストはこの部分をそこまで重視することはないだろう。

さて、イントロのイントロだけで随分書いてしまったが、最も印象的でカッコいいのは、言うまでもなくメインのリフだ。最初の2拍で2音。ゆったりしたテンポの中の4分音符だ。
この2音がカッコいいのだと思った。後半はほとんどが8分音符になるので、ただの4分音符がすごくタメのある音に聴こえる。

この他に出て来るリフも半音階がカッコ良い。リフだけで出来ているような曲だが、ゆったりしとしたテンポにヘヴィなリフというコンビネーションは私にとって最高のグルーヴだ。

曲は後半にテンポアップするが、そこから後はおまけという印象。

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