2018年8月24日金曜日

It's All Right

Red Warriours [ Red Warriours ]

名盤『King's』の最後を飾る、まさかのウクレレ・ナンバー。しかしこのバンドによく似合う。
グラマラスでゴージャスなロック・ナンバーがある反面、こういうチープで軽薄そうな曲がまた最高なのだ。
ライブでもステージにユカイがウクレレを抱え、ドラムはスネア1個にシンバルだけでブラシで演奏する姿はカッコいい。

「あれはまだ3年前の話しさ」で始まる歌詞も良い。本当に3年前の「真冬のボロアパートに俺たち初めて集まったのさ」ということだ。
たった3年のサクセス・ストーリー。まさにロックンロール・ドリームの体現だ。
「レンガ通りの坂の上にある柱が邪魔なあのクラブ」というのは渋谷のライブハウス・ Lamama のことだ。ステージのちょっと前に本当に邪魔な柱があるので有名だった。

最後は「まだまだ先は長そうだぜ」で「to be continued」的に終わるのだが、解散ライブの時だけは「これで本当にお終いだぜ」に変わっていて涙を誘ったものだ。

曲構成はシンプルで、ウクレレだけになったり、他の楽器と合わせたり、ギター・ソロになったりと色々だが、コード進行は次の通り。
「D/B7」「E7/A7」「D7/G7」「E7/A7」「D/F#7」「G/Gm」「D/B7」「E7/A7」を繰り返す。7thの連発はいかにもウクレレっぽくて良い。

軽いウクレレの音に対すると、アコースティック・ギターは音色が太くて伸びやかで重厚に聴こえる。また後半にカズーのソロ(?)があって楽しい。
あくまでアンプラグド(ベースを除く)にこだわった編成だ。

ちなみにイントロ前のカウントはドイツ語での「1,2,3,4(eins, zwei, drei, vier)」だ。

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